なでしこジャパンの躍進に、海外メディアからも注目が集まっている。
30日、女子ワールドカップ（W杯）2023グループC第3節が行われ、なでしこジャパン（日本女子代表）とスペイン女子代表が対戦した。
第2節終了時点で既にグループ突破を決めているなでしことスペイン。ともに連勝で勝ち点6を積み上げているが、得失点差の比較によってスペインが首位に立っている
最終節でスペインとの直接対決に臨むなでしこは、勝利で首位通過となるが、引き分け以下であれば2位での通過。2位通過の場合はグループA1位のスイス女子代表、1位の場合はグループA2位のノルウェー女子代表とラウンド16で対戦する。
同状況で迎えた試合は、なでしこジャパンの攻撃陣が爆発。12分に宮澤ひなたが今大会3ゴール目となるゴールで先制すると、29分に植木理子、40分には宮澤が2ゴール目を奪取。3-0で前半を終えている。
このなでしこジャパンの躍進には『BBC』も好評価。現地で取材を行っているニール・ジョンソン記者は「なでしこは今回のワールドカップまで、過去5試合でわずか1勝しかしていないが、今、ニュージーランドでの3連勝を狙っている」と驚きを見せつつ「ニュージーランドでの夜が明けるまでに、あと1、2点は取れそうだ」と後半の得点にも期待した。
さらに『ITV1』で解説を務めている元アイルランド女子代表GKエマ・バーン氏は「本当にクレバーなプレーだ。スペインの裏をかく」と評価。
「日本はスペインに大きな傷口を開けた。スペインは自陣ゴールに向かって走り戻ろうと必死。スペインは中央の2人のDFに速さがなく、日本が狙っているのはまさにそこだ」