25日のラ・リーガ第21節、レアル・マドリーは敵地ホセ・ソリージャでのバジャドリー戦に3-0で勝利した。MFフェデ・バルベルデは試合後、ラ・リーガ首位の座を固め始めたことを喜びながらも、シーズンはまだ長いと気を引き締め直している。
FWキリアン・エンバペのハットトリックでバジャドリーを下した首位マドリーは、同日にビジャレアルとの一戦を引き分けた2位アトレティコ・マドリーとの勝ち点差を4に広げ、また3〜4位のバルセロナ&アトレティック・クルブとの差を暫定で10まで広げている。
だが試合後、スペイン『オンダ・セロ』らのインタビューに応じたバルベルデは、ラ・リーガ優勝に近づいていると考えず今後も結果を残し続ける必要性を説いた。
「良い感じだとは思うよ。チームは機能しているし、今の調子を維持していきたい。だけど、自分たちがラ・リーガ手中に収めたとは思っていないよ」
「僕たちがすべきはこの勢いを保つことにほかならない。(2-5で敗戦した)スペイン・スーパーカップのクラシコのようなことがまた起こらないようにね」
アンチェロッティ監督は先の会見で、バルベルデのことを「現代フットボールで最も完璧な選手」と評し、「センターバックとしてもプレーできるだろう」とそのユーティリティ性を称えていた。
バルベルデ本人に、センターバックとしてプレーする意欲はあるのだろうか?
「いやいや、センターバックは不足しないことを願っているよ(笑)。でも、やるなら簡単な試合だけがいいな」
またGKを務められるかを問われると「僕たちには世界最高のGKがいる。ちょっと難しいかな(笑)」と、GKティボ・クルトワの存在を挙げている。
再び調子を上げるマドリーだが、今季はクラシコなどのビッグゲームで結果を残せず、そこで再び批判されるという周期を繰り返している。
「確かにビッグゲームは大切だ。シーズンの成否の鍵を握るからね。僕たちはそこで結果を残して、流れを変えないといけない」
アンチェロッティ監督はチームの問題が守備にあり、皆が団結心を持つことを訴えていた。
「僕たちは監督のために最大限の力を発揮したい。ピッチでは彼の兵士として、死ぬ気になって守備をしないといけない。監督が望む通りにね」
「確かに前の4人(ベリンガム、ロドリゴ、ヴィニシウス、エンバペ)に対して、90分間守り続けてくれと言うことはできない。だけど努力をしてくれればうれしいし、感謝をするよ」




