Albert-Puig(C)Getty Images

3戦勝ち無しで12位と低迷…今季7敗目のFC東京、アルベル監督はチームの成長を強調「去年のマリノスとの試合を比較して欲しい」「継続してさらに磨きを」

明治安田生命J1リーグは3日に第16節が開催され、FC東京と横浜F・マリノスが対戦した。

直近の5試合で1勝1分3敗のFC東京と4勝1敗の横浜FM。対照的な結果となっている両者が味の素スタジアムで激突する。

試合は2-2で迎えた89分にマルコス・ジュニオールが決め、横浜FMは3連勝を飾っている。FC東京は3戦勝ちなしとなった。

試合後、FC東京のアルベル監督が記者会見に出席し、次のように試合を振り返った。

「早い時間帯に失点してしまいました。ただ、そのあとチームは切り替えて上回る内容を見せてくれました。いいサッカーを表現していたと思います。前半多くの決定機を作っていただけに、得点をより多く取れていたらと思いました。終了まで勝利を目指して戦ってくれた選手たちを誇りに思います。クロス対応やつなぐ部分は課題として残っています」

横浜FMとの対戦にあたって準備してきたことについては「我々がボールを持っている際にやはり気を付けなければいけないのは、ボールを失った際の、彼らが前に残しているウイングをうまく生かした形でのカウンターアタックです。それに対しては、しっかりと準備を今週進めてきました。守備のプレッシングのところもトレーニングしましたし、それらは今日うまく機能していたと思います」と評価。その中で生まれた課題についても、修正への意欲を示している。

「クロスに対しては相手のフォワードに大きな選手がいる際には、それにやれてしまうという傾向が、 日本ディフェンスの傾向としてあるかと思います。じゃあ、それを傾向として許すのではなく、しっかりと対応しなければいけないという部分では、課題として改善していかなければいけないと思います」

16試合を終えて今季7敗目を喫したFC東京。3試合勝ちがなく、現在12位と浮上のきっかけを掴めていない苦しい状況が続いている。それでも、アルベル監督は「チームは成長を続けていると」と強調。結果を出していくためへの継続の重要性を語っている。

「ディフェンディングチャンピオン相手に、しっかりと11人揃ってる状態では相手を明確に上回る形でいいサッカーとともに戦えていたという印象があります。どの国においても、経営規模の大きいクラブというのは、クオリティの高い選手を揃えているものです。そのようなチームというのは、少ないチャンスの中から、多くのゴールを生み出すことができます。もちろん、私は今いる選手に対して不満を持っている訳ではなく、非常に満足していることは強調させて頂きたいです」

「東京は今、成長し続けていると思います。それを明確に理解するには、昨年のマリノスさんとの試合と今日の試合の内容をしっかりと比較してほしいと思います」

「今シーズンもこの半年間、苦しんでいる部分が多々あります。この苦しみというのがこのクラブの更なる今後の成長、そして成功につがらなければいけないですし、繋がるように我々はしなければいけないと思います」

「チームにはこの道を貫き続けて欲しいと思いますし、それを私は残していきたい部分です。今シーズンも継続してやっていきたいですし、さらに磨きをかけていきたいと思います」

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