レアル・ソシエダMF久保建英が、ヘタフェ最多出場記録を更新したDFジェネ・ダコナムに送った祝福メッセージがスペインで話題となっている。
ジェネは9月上旬、現ペニャロールDFダミアン・スアレスが保持していたヘタフェの歴代最多出場記録295試合を更新。ヘタフェはこの偉業に際して、元チームメートやラ・リーガの有名選手による祝福メッセージをジェネに届ける映像を公開した。
その中には久保のメッセージもあったが、それがあまりに独特な内容であったために、SNSを中心に大きな話題を呼ぶことになった。2020-21シーズン後半戦にヘタフェでプレーした日本代表MFは、元チームメートに対して次のような言葉を発したのだった。
「やあ、ジェネ。君がヘタフェ最多出場選手になったこと、何よりもダミアンを上回ってくれたことが喜ばしいよ。あいつはカブロン(最低なヤツ)だからね」
「もっと多くの試合に出場することを期待しているよ。じゃあね」
久保が発したカブロンというスペイン語は、俗語で「腹黒い」「陰険な」「ずるいヤツ」「嫌なヤツ」「最低な人間」といった意味を持つ。スペインでは「君は何てゴラッソを決めたんだ、このカブロン(笑)」のように、友人同士のフランクな会話で用いられることもあるが、公の場ではあまり好ましくはない言葉だ。
ダミアン・スアレスはラ・リーガの中でも1、2を争うほどにダーティーな選手として知られていた。それもあって久保が同選手のことをカブロンと呼んだことは、SNSで大きな話題に。「笑ったわ」「クボは本当にユニークだな」「あいつは本当に日本人か?」「スペインのTVに足りないのはクボが司会をする番組だ」「クボは光のような存在だ」「彼ほど日本人らしくない日本人は初めて見た」といった感想が記されている。


