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「セビージャはすべてを目標にするクラブ」ミラン、リヴァプールを渡り歩いたスソが明かすクラブの本質/独占インタビュー

リヴァプール、ミランなどのビッグクラブを経て、2020年1月にスペインへと戻ってきたスソ。セビージャ加入から約1年が経過し、チームにとって欠かせない選手の一人となった。そんなスソに独占インタビューを実施。これまでのセビージャでのパフォーマンスやチーム全体の出来、そしてキャリア全体などについても話を聞いた。

■セビージャでの1年間

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――セビージャとの契約からそろそろ1年が経ちますね。これまでのところはいかがですか?

とてもよかったと思うよ。僕が加入した去年から、クラブの目標はヨーロッパリーグとラ・リーガで良い成績を残すことだった。ヨーロッパリーグはこれ以上ない結果だったし、ラ・リーガでも目標にしていたチャンピオンズリーグの出場権を勝ち取ることができたね。特にヨーロッパリーグの結果にはとても満足しているよ。

――あなたはヨーロッパリーグで重要な選手のひとりでしたね。タイトル獲得のカギは何でしょうか?

相手に先手を取られても決して投げ出さずに逆転してきたし、前に進み続けることができた。チームが崩れなかったのは素晴らしいことだし、僕がこのチームを評価している点だね。

――入団後にフットボールが中断したうえに、2回の負傷にも悩まされましたね。今はモチベーションが高く見えますが、最高のスソを披露するタイミングではないでしょうか?

偶然が重なってしまった結果でもあると思う。(新型コロナウイルスによる)隔離の後、ダービーが近づいていたときのことは完璧に覚えているよ。意欲に溢れていたところで身体を痛めてしまった。ケガというほどのものでもなかったけど、1週間休んだことでチームメイトと同じようにフットボールを再開することができなかったね。最近は外転筋を痛めた後にケガが再発して、10日で済むはずの離脱が1か月に延びてしまった。今月は最高の状態を作るために最大限の準備をしてきたし、ピッチに出ればほぼ遜色ないプレーができると思うよ。

――あなたはフレン・ロペテギ監督と非常にいい関係を築いていますね。監督のことをどう形容できますか?

とても完璧主義者だよ。ディテールにこだわる監督で常に仕事に取り組んでいるね。いつも選手やチームを改善しようとしているよ。長い時間仕事のことを考えていて、現状に満足するタイプではないね。

――セビージャは思うように走れないとプレーが停滞することがありますね。あなたの役割はそういった局面を打開することだと感じていますか?

僕が他の選手とは異なる役割を担っているのは確かだね。前線に選手が偏りすぎていれば、ポゼッションを高めてプレーを落ち着かせようとすることもある。僕は何年もプレーしているけどチームは若い。経験や試合を落ち着かせるプレーが少し足りない場面もあるね。

■セビージャでの目標は?

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――イヴァン・ラキティッチやヘスス・ナバスとよく一緒にいるようですね。2人ともすべてを勝ち取ってきた選手ですが、彼らはあなたにとってもお手本になるでしょうか?

確かにチームには2人の勝者がいると言えるね。多くを勝ち取っているし、他の選手にとってはそういう選手が2人もいるのは重要なことだ。ピッチでも経験でチームを支えてくれているよ。

――あなたはリヴァプールやミランといったヨーロッパのビッグクラブに所属してきました。セビージャにはどんな特徴があるでしょうか?

色々なクラブの状況を経験したね。リヴァプールはちょうどオーナーが変わったタイミングだったし、ミランでもオーナーの交代が何度かあったよ。セビージャはいつもすべてを目標にするクラブで、常に全力で戦う。ラ・リーガでもヨーロッパリーグでもチャンピオンズリーグでも相手にとってはやりづらくて手強いチームだよ。それはセビージャがどんな相手にも常にしぶとく戦うからこそのことだし、素晴らしいことだと思う。

――セビージャではまだ観衆の前でほとんどプレーをしていませんね。ファンのいるサンチェス・ピスファンの夜にプレーしたいのではないでしょうか?

入団してから本当に少しの試合しかプレーできていないしね。テレビでセビージャを見るたびに違いを感じていたよ。後半やチームが苦しい場面で他のスタジアムにはないファンの後押しがあるね。チームも僕も、ファンの存在をとても恋しく感じているよ。

――チャンピオンズリーグのベスト16ではドルトムントが相手になりますね。ですが、セビージャはどんなチームが相手でも決して恐れることはないと証明してきました。

対戦する可能性があるのはどこも手強くて偉大なチームばかりだよ。好ましい相手などいないさ。僕らだって相手にとってはアグレッシブで手強い相手だと思うし、その信念は持ち続けないといけないと思う。

――セビージャの目標は何でしょうか?

チャンピオンズリーグで良い成績を残すことだね。今のところはとてもうまくやれているよ。ラ・リーガではチャンピオンズリーグ出場圏内に入ること。セビージャのようなクラブにとっては定位置でなければいけないね。

■キャリアを振り返り…

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――あなたのキャリアを振り返りたいと思います。非常に若くしてカディスを去り、リヴァプールに行くことになりました。どのように適応したのでしょうか?

15歳のときのことで、とても若かったのは間違いないね。仕事に取り組むしかなかったし、家族がとても助けてくれたよ。15歳で家族の元を離れるのは、僕にとっても家族にとっても非常にデリケートで強烈なことだ。僕が望んだのはフットボールをプレーすることで、実際にそうできたね。

――その後、わずか23歳でイタリアに渡り、ミランではリーダーを務めるまでになりました。

リヴァプールを出たのは手術したばかりのタイミングだったんだ。全治5か月のケガから復帰したばかりで、最初の2か月は厳しかったね。国には恵まれた期間だと思う。リヴァプールに比べればミランはスペインに似ていたし、その点はとてもよかったよ。フットボールはスペインよりももっとスローで組織的かつ戦術的だね。ここではもっとボールを使ったプレーをする。でも僕はあらゆることからいい面を吸収できているし、とてもいい5年間だったよ。

――モンチから声がかかったときは何を感じましたか? 10年ぶりにスペインに戻り、故郷のそばのセビージャでプレーすることを意味していましたよね。

移籍の可能性が出た当時、僕はミランでとてもうまくいっていたんだ。家族も問題なかったし、僕らは街にもクラブにも溶け込んでいたよ。モンチに呼ばれたときに機会を逃したくなかったのは確かさ。何年か前にも可能性はあったけど、色々な理由があって実現しなかった。今度はここに来ることの方をより強く望んだということだね。

――あなたは今年、プリメーラ・ディビシオンでカディスと対戦できましたね。ラモン・デ・カランサでプレーしてみて、何を感じましたか?

とても素晴らしかったよ。観客が入ったサンチェス・ピスファンでプレーしたかったけれど、カランサでは一度もプレーしたことがなかったし、観客が入ったところをぜひ見てみたかった。カディス対セビージャの試合でもしスタンドにサポーターがいてくれたら、とても素晴らしいものになったと思う。

――今年の夏にはEUROが控えていますね。ルイス・エンリケ監督に呼ばれるようなプレーを心がけますか?

ルイス・エンリケが代表監督になって以来、直近の代表戦以外は常に呼ばれてきたよ。代表に入るのも目標のひとつだね。もしセビージャが順調で僕が自分らしいプレーを継続できれば、そしてセビージャがそれぞれの大会でいい戦いができれば、また呼ばれる可能性があると思っているよ。

――セビージャではどんな個人目標があるのでしょうか?

これまでで最高のプレーがしたいね。最高のコンディションでいるときに二度離脱してしまった。継続しなくてはいけないし、立ち止まることはできない。これまでで最高のプレーをできるようにするだけさ。

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