Yamane-Matsuki(C)Getty Images

失意のU-20W杯を終えて…中盤で躍動の山根陸が感じた、主将・松木玖生の存在感「刺激と尊敬の気持ちしかない」

U-20ワールドカップ(W杯)グループCを3位で終えた日本代表。各組3位チームのうち上位4チームにも入ることができず、決勝トーナメント進出は叶わなかった。

横浜F・マリノスMF山根陸は2度の先発出場を含め、グループリーグは全3試合に出場。日本に帰国後、3日に行われた明治安田生命J1第16節・FC東京戦ではメンバー入り。出場はなかったものの、クラブで戦列復帰を果たしている。

試合後、山根にW杯を振り返ってもらった。

「本当に濃い時間でした。結果は残念でしたけど、もっと成長しなきゃなって思うぐらいには。W杯の雰囲気っていうか、ああいう舞台は本当にピッチに立ってて楽しかったですし、 もう1回W杯に出たいなっていうのは思ったので」と充実した表情を見せるも「もっともっとやんなきゃなっていう、そっちの方が気持ち的には大きい」と話した。

グループリーグでの敗退については「全部が全部劣っているわけじゃないと思います。うん…ただ、 本当に小さな差だとは思うんですけど、それが大きいかな」との見解を示している。

グループリーグ第2戦では、先制点を決めている山根。中盤の軸として印象的な活躍を見せたが、本人も手ごたえはあったようだ。

「ゲーム運びのとこだったり、個人的にはやっぱり身体の部分とか。プレーしていて別にそこまで負けている感じはしませんでした。ボール持った時のプレーでは自分の特徴が多く出せたんじゃないかなと。ゴールも決めれましたしね」

しかし、個人としてのパフォーマンスには一定の満足感はありつつも「やっぱりチームを勝たせられるかどうかっていうところが大事」とチームプレーヤーとして欠けている部分が課題だと指摘。「足りなかった。もっと存在感を出したい」と吐露した。

「即席チームではありますけど、ああいった中でやっぱり自分がコントロールしたいですし、そのためにはもっと多くの経験積まなきゃいけないなと。全体的な総合力というか、上げていきたいなとは思います」

Jの舞台、そして選手の中には既に欧州でしのぎを削る選手たちもいる。若手の先鋭たちが集まった環境については「今後それぞれのサッカー人生というか、これからどうするかみたいな話もしました」と明かした山根。

特に主将を務めていた、FC東京MF松木玖生には多くのことを学んだという。

「(代表メンバー)にはそれぞれ日常があって、競争しながらっていう中で集まって。お互い環境も違いますけど、玖生は試合に出続けている。試合を一緒にやっていく中で彼の存在感っていうのはやっぱりさすがだなと思ったし。ああいう選手が試合に出続けるのかなとも思います。もっともっと自分も頑張ろうという刺激をもらいました」

「今日(3日のFC東京戦後)も玖生と色々話したけど、 彼も身体はきつそうでした。でも、その中でもハーフタイムから出ています。信頼されてるんだなって感じましたし、出てしっかりパフォーマンスしてました。自分は出れてないですから。尊敬の気持ちしかないですね」

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