2020-21シーズンの終盤に自身の置かれる状況を一変させた選手がいる。レアル・マドリーDFエデル・ミリトンだ。スペイン『マルカ』が、どのようにして状況が変わったかをレポートしている。
2019年夏にポルトから移籍金5000万ユーロでレアル・マドリーに加入したミリトンは、今季終盤まで同額の価値を示すことができなかった。4月2日の時点では、レアル・マドリーにとって失望を覚えた選手であり、売却してもまったく問題がなかったのだ。だが、その1日後にそんな状況が一変する。負傷者の続出によって登用されることになったブラジル人DFは鉄壁とも称せるパフォーマンスを見せ、チーム内で最も頼れるセンターバックとなった。
事実、ミリトンはレアル・マドリーの今季最後の14試合で全出場した唯一の選手だった。チームの成績は8勝7分け1敗で、7試合で完封を果たしている。DFセルヒオ・ラモス、さらにはDFラファエル・ヴァランが復帰を果たしても、ミリトンはレギュラーの座から降ろされることはなかった。
ドイツの移籍専門サイト『トランスファー・マルクト』はここ最近の更新で、そんあミリトンの市場価値を3000万ユーロから4000万ユーロへと引き上げた。4000万ユーロはレアル・マドリーにおいてはMFフェデ・バルベルデ、GKティボ・クルトワ、MFカセミロ、DFラファエル・ヴァラン、DFフェルラン・メンディに次ぎ、MFトニ・クロース、MFエデン・アザール、FWヴィニシウス・ジュニオールに並ぶ6番目の額となる。
ミリトンはレアル・マドリーでの活躍により、ブラジル代表でもレギュラーに定着。来季には世界最高のセンターバックの一人に名を連ねることも期待できるかもしれない。
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