レアル・マドリーに加入したFWエンドリッキは、レンタル移籍によって他クラブにプレーする可能性を否定している。
27日にレアル・マドリーの入団セレモニーに臨み、本拠地サンティアゴ・ベルナベウに4万3000人を集めたエンドリッキ。観客の大歓声と大喝采を受けた18歳のブラジル代表FWは、涙を流して、声を震わせながら「ここまでとは想像していなかった」「ずっとこのクラブのファンだった。僕は夢を叶えたんだ」と心境を語っていた。
セレモニー後、記者会見に出席したエンドリッキは、少し落ち着きを取り戻した様子で、憧れのクラブに加わった感想を改めて説明している。
「ピッチで話した通り、とても幸せだ。神様に感謝をしたい。責任はとても大きいことも分かっている」
エンドリッキはレアル・マドリーのファンになった理由として、FWクリスティアーノ・ロナウドの名を挙げている。同じく今夏マドリーに加入したFWキリアン・エンバペもそうだったが、公式戦438試合で451得点(クラブ歴代最多得点)を記録した同クラブの最高のレジェンドの一人に強い憧れを抱いていたようだ。
「セレモニーで涙を流すなんて思っていなかった。でも、これが人生の夢だったんだよ。僕のアイドルはクリスティアーノ(・ロナウド)で、そのためにレアル・マドリーのファンになった。マドリーでプレーすることは、僕にとって感動的なことなんだ。このクラブと一緒に、素晴らしい物語をつくり出せることを願っている」
エンバペ、FWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴのほかMFブラヒム・ディアス、MFアルダ・ギュレルもいるなど、前線でプレーできる選手を数多く擁しているレアル・マドリー。エンドリッキが満足な出場機会を得られない可能性も指摘されるが、本人にレンタル移籍する考えは一切ないようだ。
「僕はマドリーに恋をしている。だから、ここにいたいんだ。それ以上に大切なことはない。交渉がスタートしたとき、僕が行きたいと思ったクラブはマドリーだけだった。ここで歴史をつくり、引退したいんだ」
「僕は全キャリアを通して、ここにいたい。自分のキャリアで望むことはそれなんだ」
18歳という若さでレアル・マドリーでプレーすることに、重圧を感じていないのだろうか。
「いいや。神様がそうした責任を与えたならば、自分にできることだからだ」
「ゴールやアシストについてこだわりはないよ。まずすべきはチームを助けることで、数字はあとでついてくる。もちろん、ゴールを決めるのは好きだけど、それはコレクティブなプレーがあってこそだ。僕はチームの助けとなることを第一としている。自分にあるのは、勝利への大きな意欲なんだよ」
取材・文/江間慎一郎


