4日のラ・リーガ第17節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのベティス戦を5-1で制した。
202年最後の3試合を全勝で終えて、首がつながったとされるシャビ・アロンソ監督。だが、まだ試練は続いているようで、このベティス戦とスペイン・スーパーカップの結果次第では解任と報じられている。しかも今季24試合29得点のエンバペが左ヒザの捻挫で約3週間の離脱と、さらなる逆境がチームを襲った。
シャビ・アロンソ監督はエンバペの代わりにゴンサロを先発で起用。全スタメンはGKクルトワ、DFバルベルデ、アセンシオ、リュディガー、カレーラス、MFカマヴィンガ、チュアメニ、ベリンガム、FWロドリゴ、ゴンサロ、ヴィニシウスで、攻撃時に4-3-3、守備時にロドリゴが1列下がって4-4-2となる可変システムを使用している。
前半立ち上がり、マドリーはベティスを圧倒。足元でボールをもらいたがるエンバペ、ヴィニシウスの内一人が外れたこともあって前線の動きが整理され、1トップのゴンサロがスペースをつくり、ヴィニシウスがドリブル突破からチャンスメイクする形で攻め続けた。6分にはペナルティーエリア内で、ヴィニシウスがオルティスに後方から倒されたとしてPKを要求したものの、笛が吹かれることはなかった。
その後も優勢に試合を進め、しかし決定機をなかなか生み出せなかったマドリーは、20分にセットプレーから活路を見出した。左サイド深い位置からのフリーキック、ロドリゴがファーにボールを送ると、そこでフリーで待ち構えていたゴンサロが得意のヘディングシュートでネットを揺らした。ゴンサロは今季初得点。先発のチャンスを見事生かしている。
マドリーは先制後、アンチェロッティ前監督の頃のような中盤ブロックからの速攻をベースに追加点を狙う。しかし、ベティスの攻撃を受け止めてもうまく速攻につなげられず、1-0のまま試合を折り返した。
迎えた後半、マドリーは50分に追加点を獲得。決めたのは、再びゴンサロだった。ペナルティーエリア手前の背番号16は、右サイドのバルベルデが送ったクロスを胸トラップすると、そのまま右足でボレーシュートを繰り出す。ボールは真っ直ぐとゴールへ向かい、バジェスの横っ飛びもむなしく枠内左に収まった。ゴラッソを決めた下部組織出身FWに対して、ベルナベウは「コモ・ノ・テ・ボイ・ア・ケレール(どうして愛さずにいられようか)」のチャントを歌っている。
リードを2点に広げたマドリーはさらに56分に加点。ロドリゴの右CKから、高く跳び上がったリュディガーの背後に位置したアセンシオが、ヘディングシュートでネットを揺らした。今日のマドリーは下部組織出身選手が3得点だ。
3点差としたマドリーは少し気も抜けたのか、ここからベティスの反撃に遭い、65分に失点。クチョ・エルナンデスに両センターバック&クルトワを抜かされてゴールを許した。マドリーはその後もポスト直撃のシュートを放たれるなど、肝を冷やす時間が続いた。
シャビ・アロンソ監督は77分に交代カードを切り、ロドリゴとヴィニシウスを下げてギュレルとマスタントゥオノを投入。ヴィニシウスに対してはセビージャ戦同様、少なくないブーイングが浴びせられていた。また81分にはチュアメニとの交代でセバージョスもピッチに立っている。
そして82分、マドリーが、ゴンサロが決着をつけるゴールを決めた。左サイドのギュレルがグラウンダーのクロスを送ると、ペナルティーエリア内のゴンサロは、後ろに残していた左足のヒールでボールを蹴り、枠内に転がしている。キャリア初のハットトリックを達成したゴンサロを、ベルナベウは「ゴンサーロ! ゴンサーロ!」と称賛。また89分に交代でピッチから下がった際には、スタンディングオベーションでもって見送られた。
マドリーは後半AT、同じく下部組織出身のフラン・ガルシアもゴールを決めて、結局4点リードで試合終了のホイッスルを迎えた。3連勝の2位マドリーは、首位バルセロナとの勝ち点4差をキープしている。なお、ファン投票によって決まるラ・リーガのMOMに選ばれたのは、もちろんゴンサロ。これまで出場機会に恵まれなかった21歳FWは、ヘディングシュート、ボレーシュート、ヒールシュートと、9番タイプの技術が詰まったゴラッソ3連発で、自身の価値を強烈にアピールした。




