AncelottiGetty Images

アンチェロッティが見せた心遣い「会見を始める前にバルセロナの医療スタッフの家族に抱擁を。深くお悔やみを申し上げます」

9日のラ・リーガ第27節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのラージョ・バジェカーノ戦に2-1で勝利した。試合後会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、まず最初に逝去したバルセロナの医療スタッフ、カルレス・ミニャロ氏およびスペイン人審判ダビド・ガルシア氏の家族に対して慰めの気持ち表している。

バルセロナは8日のオサスナ戦を前にカルレス・ミニャロ氏が40歳の若さで急死。試合は延期となった。また5日には癌を患っていたダビド・ガルシア氏が、長い闘病生活の末、31歳で亡くなっている。

アンチェロッティ監督はラージョ戦後会見で、両者の家族に向けて心遣いを見せた。質問に応じていく前に自ら率先して口を開き、次のように語った。

「会見を始める前にバルセロナのチームドクターのカルレス、審判のダビドの家族に抱擁を。私たちから、深くお悔やみを申し上げます」

そうして会見はスタート。マドリーはこの試合、前半にFWキリアン・エンバペ、FWヴィニシウス・ジュニオールがゴールを決めたが、ハーフタイム直前に同点に追いつかれると、後半はラージョの攻勢に遭った。79分にエンバペをMFエドゥアルド・カマヴィンガに代えるなど、途中から逃げ切りを意識した交代を敢行したアンチェロッティ監督は、その正当性を主張している。

「感覚的には良いよ。目標は勝ち点3を獲得することだったのだから。私たちは前半を素晴らしいものとし、3-0とする可能性もあったが結局は2-1で終えた。70〜75分を過ぎても2-1であれば、良い守備を見せて問題を避ける必要がある。実際、私たちは良い守備を見せて問題を回避したんだ」

「ファンがこうした終わり方を好んでいないのも理解できる。だしあkしチャンピオンズをプレーしたチームが、軒並み苦しんでいることも理解しなくてはならない。インテルがモンツァ、リヴァプールがサウサンプトン相手に苦しみ、レヴァークーゼンやバイエルンは負けてしまった。このような状況での試合は難しく、なおかつラージョのように強度が高く、良いプレーを見せるチーム相手ならばなおさらだ。繰り返すが、私たちの前半はとても良かったんだ」 

エンバペは交代時、少し不満そうな表情を浮かべていた。

「70分を過ぎて守備に力を入れるとき、アタッカーを下げることはまったく問題ではない。ロドリゴの早く交代させたが、水曜(CLアトレティコ)に向けて休むのは良いことだろう」

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