パリ・サンジェルマン(PSG)FWキリアン・エンバペに対し、元クラブ幹部が厳しい言葉を投げかけている。
PSGとの契約が今シーズンで最終年となっているエンバペ。レアル・マドリーが関心を示していると伝えられる中、本人は今夏の退団は望んでいないことを主張。しかし、クラブには契約を延長する意思がないことを伝え、契約満了での退団の意向を示していた。一方でPSGは、7月末までに契約延長に応じなければ売却すると伝えたという。
クラブの会長を務めるナセル・アル・ケライフィ会長は5日にルイス・エンリケ新監督の就任会見に出席し、エンバペの状況について言及。「我々はエンバペに残ってほしいが、フリーで出て行くことはできない。最高の選手がタダでクラブを去ることはない。もし新契約にサインしたくないのであれば、扉は開かれる」と残留を望むのであれば新契約にサインしなければならないと警告していることが『GOAL』の取材により判明していた。
このような中、昨年夏までクラブのスポーティングディレクターを勤めていたレオナルド氏がエンバペについて言及。『レキップ』のインタビューで「PSGのために、エンバペが去る時が来たと思う」 と、関係を断ち切るべきと進言した。
「パリ・サンジェルマンはキリアン・エンバペの前から存在していたし、彼の後も存在するだろう。彼はパリに6年間いて、その6シーズンで5つの異なるクラブがチャンピオンズリーグを制覇している(2018年と2022年のレアル・マドリー、2019年のリバプール、2020年のバイエルン・ミュンヘン、2021年のチェルシー、2023年のマンチェスター・シティ)。つまり、彼がいなくてもこの大会で優勝することは十分に可能なのだ」
さらにレオナルド氏は、エンバペが与えていると感じている悪影響について、次のように付け加えた。
「ここ2年間のエンバペの振る舞いを見ていると、彼はまだチームを本当に統率できる選手ではないことがわかる。彼は偉大な選手だが、リーダーではない。彼は偉大なゴールスコアラーであって、クリエイティブな選手ではない。彼を中心にチームを作るのは難しい」
エンバペは、先週の『フランス・フットボール』誌との対談で「PSGでプレーしていることは大きな助けにはならない。このチーム、クラブは分裂していて中傷を集める」と、 PSGを公に批判して将来をめぐる憶測をさらに煽っていた。
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