28日にヤンマースタジアム長居で国際親善試合が行われ、セレッソ大阪とパリ・サンジェルマン(PSG)が対戦した。
2年連続のジャパンツアーとなるPSGは、去就が不透明のエンバペがツアーに帯同せず。ネイマールや新加入のリュカ・エルナンデス、アセンシオらが来日。新たに招聘されたと前スペイン代表指揮官のエンリケ監督は日本での試合がPSGの監督として初めての指揮に。C大阪戦は2試合目となっている。
先行したのはPSG。17分、ザイール=エメリがエリア手前からシュートを放つ。ゴール右へ向かったボールに対して、走り込んでいたエキティケがコースを変えてネットを揺らした。
22分、C大阪がすぐさま反撃。PSGのDF陣がロングボールの処理を誤り、ボールが裏へ抜けたクルークスの元へ。クルークスが冷静にゴールへ決めて試合を振り出しに戻した。
後半、C大阪は頭から香川真司を投入。2018-19シーズンにドルトムントでチームメイトでもあったハキミと談笑を交えながら背番号8がピッチへ向かった。
49分、ヴィティーニャとエキティケのコンビネーションでC大阪守備陣を崩し切る。ヒールパスに抜け出したヴィティーニャがワンタッチで決めて再びリードを奪う。
56分にはC大阪にチャンス。右サイドをパスワークで崩し、最後は香川がエリア右から左足でグラウンダーのシュート。しかし、GKドンナルンマにセーブされた。
C大阪は60分に選手を交代。セアラに変わって渡邉りょうを投入。今夏に藤枝MYFCから加入したFWがデビューを果たす。PSGは63分5人を交代。L・エルナンデスやヴェラッティらが入った。
67分、渡邉が左サイド敵陣深くでのビルドアップを奪ってすかさず中へ。エリア内で待っていた北野が豪快に左足を振り抜いて2-2に。
終盤に入った80分、またもC大阪が高い位置でビルドアップを奪取。エリア手前で受けた香川が内巻きのスーパーショットを決めて逆転に成功する。
3万2430人が集まった好試合は、C大阪が逆転する形でPSGに白星を飾った。


