25日にヤンマースタジアム長居で国際親善試合が行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)とアル・ナスルが対戦した。
2年連続のジャパンツアーとなるPSGは、去就が不透明のエンバペがツアーに帯同せず。ネイマールや新加入のリュカ・エルナンデス、アセンシオらが来日。新たに招聘されたと前スペイン代表指揮官のエンリケ監督は日本での試合がPSGの監督として初めての指揮となる。
C・ロナウド加入2年目を迎えるサウジアラビア・プロリーグのアル・ナスル。サウジリーグは今シーズンの夏に各クラブがビッグネームをこぞって補強。アル・ナスルにはインテルからブロゾヴィッチ、マンチェスター・Uからテレスらが加わっている。
また、C・ロナウドは6年ぶり7度目の来日に。日本でのプレーは、レアル・マドリーの選手として16年12月にクラブW杯で来日して以来7年ぶりとなった。
試合は22分にPSGにチャンス。スルーパスに抜け出したレミナがシュートを放つも、GKが僅かに触り左サイドネットが揺れた。
37分には再びレミナが左サイドをドリブルで切り裂いてエリア内へ侵入。グラウンダーのボールを入れるも、相手DFに防がれた。
アル・ナスルは39分に決定機。ガリーブが右サイドからクロスを送ると、C・ロナウドがファーで合わせる。枠内に飛ぶもGKドンナルンマが横っ飛びのスーパーセーブでゴールを許さず。さらに45分にはC・ロナウドがクロスに対してオーバーヘッド。惜しくも枠を外れるも、ファンを湧かせるプレーを見せた。
後半に入った61分、PSGはGKとレミナ以外の9人の選手を入れ替える。65分にはアル・ナスルも選手を複数入れ替え。C・ロナウドはここでお役御免となる。
70分、交代で入ったガルビがエリア右から右足を振り抜くも、GKがセーブ。PSGは得点ならず。
拮抗した展開は終盤まで続き、互いに譲らず試合終了の笛。スコアレスドローに終わった。後半には終始観客から「ネイマール」コールが鳴り響くも、ブラジル代表FWの出場機会はお預けとなっている。




