フランス代表FWクリストファー・エンクンクが、チームメイトへの人種差別に怒りをあらわにしたようだ。
エンクンクは15日、代表での練習中にエドゥアルド・カマヴィンガと交錯。その際に左ひざを捻挫し、離脱を余儀なくされることとなった。
その後、カマヴェンガにはネット上で人種差別的な罵声を浴びせられる事態に。エンクンクは自身の「Twitter」を更新し「不当に標的にされたチームメイトのエドゥアルド・カマヴィンガに思いを馳せる」と綴り、以下のように続けた。
「ワールドカップは、分裂の瞬間ではなく、調和の瞬間であるべきだ。スタッフのみんな、チームメイトに感謝。僕は君たち最大のサポーターになるよ。僕たちを誇りあるものにしてくれ!」
フランスサッカー連盟(FFF)も、カマヴィンガに向けられた罵声について「クリストファー・エンクンクの負傷に続き、エドゥアルド・カマヴィンガはソーシャルメディア上で人種差別的なメッセージの犠牲となった。FFFはこれらの攻撃を最も強い言葉で非難し、エドゥアルドを全面的にサポートする」との声明を発表した。
ディディエ・デシャン監督はエンクンクに代わり、フランクフルトFWランダル・コロ・ムアニを追加招集している。