マンチェスター・ユナイテッドが、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの状況を注視しているようだ。スペイン『Deportes Cuatro』などが伝えた。
メッシに関しては、バルセロナに対して今夏の退団希望を伝えたことが25日に判明。世界中で大きな話題となっている。メッシとバルセロナの現行契約は2021年6月まで。『RAC』などの報道によれば、当初の2019-20シーズンが終了する20日前までにメッシが退団の意思を伝えれば、フリーで契約解除できる条項が記されていたとみられている。
当初のシーズン終了は6月10日とされていたが、メッシ側は新型コロナウイルスの影響でシーズンが延長されたため、同期限も延長されて行使できると主張する構え。しかし伝えられるところによれば、いずれにせよメッシ側がバルセロナに退団意思を伝えたのは、チャンピオンズリーグ(CL)決勝が行われた8月23日の20日以上前ではないとのこと。そのため、法的にはクラブ側が主導権を握れる立場とも言われている。
バルセロナは選手の意思に反して残留させることは難しいと考えているようだが、フリーでの流出は避けたい構え。『AS』などは、バルサが史上最高額の移籍金2億2200万ユーロ(約279億円)以上のオファーを求めていると伝えている。
しかしながら、コロナ禍においてこのような移籍金だけでなく、たとえフリー移籍でもメッシの高額給与を支払えるクラブは限られている。『Deportes Cuatro』は、仮にメッシが移籍することになれば、財政面から見てマンチェスター・Uがポールポジションに立つことになると主張。既にマンチェスター・Uはメッシ説得に向けたアプローチを開始しているとのことだ。なお、もし今後に状況が進展してマンチェスター・U移籍が実現するようなことがあれば、メッシとクリスティアーノ・ロナウドという近代フットボール界の2大スターが在籍した唯一のクラブとなる。
そのほか、恩師ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティやパリ・サンジェルマン、インテルなども状況を注視しているようだが、果たしてメッシの去就はどのような決着をみることになるのだろうか。
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