バルセロナとの契約が6月30日をもって失効したFWリオネル・メッシ。財政事情に詳しい専門家が『Goal』のインタビューで、その理由を分析している。
2004年のトップチームデビューから常にバルセロナをけん引してきたメッシ。しかし、現行契約は2021年6月をもって満了となった。クラブ側は新契約締結を望んでいるようだが、合意に至らないまま契約期間は終了。ついにフリーとなっている。
そんなメッシの契約状況について、投資家で資産運用会社ディアゴナル・インベルシオネスのファンディングパートナーのマルク・シリア氏が、『Goal』のインタビューでコメント。バルセロナ財政事情に精通する同氏は、主な問題として「ラ・リーガの定めるサラリーキャップ」、「ジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長時代の管理能力」、「ラ・リーガの柔軟性の欠如」を挙げている。
「バルサは収入を回復させるためにあらゆる手段を講じているが、メッシのようなフランチャイズ・プレイヤーと契約更新する機会を作れないのであれば、ラ・リーガに何かしら問題があるだろう。UEFAがこのパンデミック時代に他のものへ目を向けている一方で、ラ・リーガはこれまで以上に厳しくなっている」
同氏は、今シーズンの給与上限は「3億5000万~4億ユーロ(約463億円~約529億円)の間になる」と指摘。その一方で、バルセロナの2020-21シーズン収入は10億ユーロ(約1321億円)から7億ユーロ(約925億円)まで落ち込んだが、今後再び9億ユーロ(約1189億円)まで回復できると考えている。そのため、「バルセロナは経費削減に積極的に取り組んでいる。(ラ・リーガ会長ハビエル)テバスは収入が8億ユーロ(約1057億円)程度になることを理解しており、そうなれば限度額は5億ユーロ(約661億円)。メッシの給与を払うことも可能だ」と語った。
さらにシリア氏は「バルセロナは近年、クラブ史において財政的に最も無謀な振る舞いを犯してきた。長期的な給与支払いのために短期的なローンを組んでいる。最初に失敗すれば、すでにその義務は果たせない」と前体制を批判。そして、メッシの契約延長のためにバルセロナがすべきことを分析した。
「最初はプロとして、引退後は管理職としての契約が必要。どう見積もってもいいように定めるべき。そこから給与制限の上限を満たす。これは色々な方法がある。今はほとんどを支払わず、契約終了時に残りの80%を支払うことだってできる。またはプロ活動中の2年間は2000万ユーロ(約26億円)を支払い、幹部として復帰後にはより多くを支払うことも可能だ」
「必要なのは契約が制限内に収まり、メッシのアスリートとしてのキャリアとクラブの代表としてのキャリア両方のニーズに適応することだ」
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