リヴァプールのキャプテン、ジョーダン・ヘンダーソンが、サウジアラビアのプロリーグ、アル・イティファクからのオファーを決断する方向に傾いているようだ。
2011年にリヴァプールに加入したヘンダーソンは、主将としてプレミアリーグ初優勝やチャンピオンズリーグ制覇にチームを導くなど、近年の躍進に欠かせない存在として活躍。これまで492試合に出場している。ユルゲン・クロップ監督が全幅の信頼を寄せる同選手は、昨シーズンも公式戦43試合でピッチに立っていた。
そんなヘンダーソンだが、今夏の移籍市場でサウジアラビア行きの可能性が浮上。リヴァプールのアイコンとして2015年まで活躍したスティーヴン・ジェラード監督が今季から指揮官を務めるアル・イテファクが同選手の獲得に興味を示すことがわかっていた。
『The Athletic』によると、ヘンダーソンは間もなく決断を下すと見られており、イングランド代表MFはリヴァプールでの年俸から4倍になる、人生を変えるようなオファーを真剣に検討しているという。
また、ヘンダーソンの元チームメイトでもあるジェラード監督が 獲得を推進する上で重要な役割を果たしたとも伝えられている。
ヘンダーソンは2021年夏にサインした4年契約がまだ2年残っている状態。同MFがサウジアラビアへの移籍に同意する場合、リヴァプールとアル・イティファクの間で移籍金について合意することが必要になる。リヴァプールは、ヘンダーソンの移籍に関してクラブから接触を受けていない模様、もしヘンダーソンが移籍を承諾すれば、クラブはすぐに契約交渉を行うことになるとのことだ。
リヴァプールやイングランド代表のピッチ外でもリーダー的存在であるヘンダーソンは、LGBTQI+のコミュニティやファンを最も声高にサポートする選手のひとり。しかし、サウジアラビアでは同性愛は違法である事実から、同移籍に対しての懸念点も挙げられている。




