KokeGetty Images

コケがアトレティコとの契約を1年延長!13億円の年俸が5億円まで減っても問題視せず…「アトレティは僕の人生だ」

アトレティコ・マドリーは25日、MFコケ(32)との契約を1年間延長したことを発表した。

アトレティコの“ワン・クラブ・マン”であり、最多出場記録(現在626試合)を保持する主将は、同クラブと今季限りまで結んでいた契約を1年延長した。簡単な出場数でもう1年の自動延長がなされ、実質的には2025-26シーズンまでの2年契約となるようだ。

また年俸額について、人件費の見直しを行なっているアトレティコはDFホセ・ヒメネスやディエゴ・シメオネ監督との契約を延長した際と同じく、コケとも減俸で合意したとのこと。『マルカ』曰く「欧州の半分のクラブが獲得を求めていた」頃にはネットで800万ユーロ(約13億円)を受け取っていたコケだったが、今回は300万ユーロ(5億円)でサインを交わしたようだ。

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今のコケの存在感にはまったく似つかわしくない金額に思えるが、選手本人はまったく問題にしなかったという。そして真の問題は30歳以上の選手と1年毎に契約を結ぶというクラブの方針にあったものの、こちらについても選手側が2年契約をあきらめて、延長オプションつきの1年契約で折れたとのことだ。

アトレティコの下部組織出身で、2009年にトップチームデビューを果たしたコケ。ディエゴ・シメオネ監督がもたらしたクラブ最大の黄金期を支え続ける、初期メンバーの唯一の生き残りは、今回の契約延長に際して、次のようにコメントしている。

「今、クラブは最も輝かしい時期を過ごしてる。僕はここから、家から去る機会を何度となく手にしたが、そうすることは望まなかった。どうして最高の時期に、最も喜びを噛み締めている時期に去らないといけなかったんだ」

「この素晴らしい時期に、アトレティコのキャプテンでいられることは誇りだ。僕は思い出よりもガビ、フアンフラン、ゴディン、シメオネら仲間たちのことを心に残している。ファンの皆を再び(優勝祝賀会場の)ネプトゥーノ広場に連れていきたい」

「僕とクラブは自分が引退するまでここでプレーし続けるための素晴らしい合意を果たした。アトレティは、僕の人生なんだよ」

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