26日に国立競技場で「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024」が行われ、なでしこジャパン(女子日本代表)と韓国代表が対戦した。
約2年ぶりに韓国代表との一戦に挑むなでしこジャパン。今回の一戦では監督が決まっていないために佐々木女子委員長が監督代行を務め、男子日本代表として長年活躍した内田篤人氏がコーチとして参加している。
なでしこジャパンは9分に早速チャンスを作る。右サイドからのFKの展開から北川がクロスを上げるも、惜しくも味方には合わず。デザインされたFKを見せた。
30分になでしこジャパンが波状攻撃。守谷の縦パスを清家がダイレクトで落とすと、長谷川とのワンツーでエリア右へ侵入。右足を振り抜いたが、ニアポストに阻まれる。
直後の33分、なでしこジャパンは右サイドからのCKを獲得。長谷川のライナー性のボールを入れると、ニアサイドへ走っていた北川が頭で逸らしてネットを揺らした。
1分後の34分には敵陣深くで北川がボールをカットすると、こぼれ球を拾った田中がマイナスのボールを折り返す。エリア中央で待ち受けていた藤野が押し込んで追加点を決めた。
さらに3分後。長谷川の前線へのパスは韓国守備陣に防がれるも、こぼれたボールを田中が奪ってGKと1体1に。冷静にネットを揺らしてリードを広げ、4分間で3得点を奪って前半を折り返す。
後半頭からなでしこジャパンは3枚替え。長野と中嶋、田中に代わって谷川と浜野、植木がピッチに入った。
すると56分、19歳の谷川が早速大仕事。自らのパスで攻撃を展開させてエリア内へ走り込むと、右サイドからの守屋の折り返しをダイレクトで流し込んでゴールを決めた。
80分までになでしこジャパンは、千葉と塩越、遠藤も投入して6枚のカードを切る。その中でも主導権を握り続けてタイムアップ。1万2420人が集った2年ぶりの日韓戦で4ゴールを奪って快勝した。