日本サッカー協会(JFA)は25日、キリンチャレンジカップ2023に臨む日本代表メンバーを発表した。森保一監督は、選外となった選手たちについて言及している。
キリンチャレンジカップ2023で、6月15日に豊田スタジアムでエルサルバドルと、同20日にパナソニックスタジアム吹田でペルーと対戦する日本代表。
注目のメンバーには、ブライトンMF三笘薫やレアル・ソシエダMF久保建英、フランクフルトMF鎌田大地らが順当に選出。
名古屋グランパスDF森下龍矢、サンフレッチェ広島MF川村拓夢と京都サンガF.C.の川﨑颯太は初招集となった。
そして、ヴィッセル神戸で今シーズン10ゴールを挙げているFW大迫勇也やブレイク中のアルビレックス新潟MF伊藤涼太郎らが選外に。また、3月シリーズの招集選手からはガンバ大阪GK谷晃生や湘南ベルマーレFW町野修斗、横浜F・マリノスFW西村拓真らが外れている。
メンバー発表にあたり、森保一監督が質疑応答に応じ、今回選外となった選手たちに求めることについて回答。
「今回選ばれた選手においても、選ぶことができなかった選手においても、常に自分の力を上げてほしい。それが国内でまず力を発揮するというところから、世界と戦うために準備すること」と選出した選手たちと選出外となった全選手たちへの要求を口にし、選考対象の選手たちにおいて"世界トップ基準"を求めていることを明かした。
「そして、我々は世界のトップを目指していることで、"世界トップ基準"ということで力を上げてもらえるように、全ての選手…これは選ばれたか選ばれてないかではなくて、より良い選手になることが大切です。より良い選手を代表に招集することで、その力を結集、勝利の確率を確率を上げていけると思っています。全ての選手に今に満足ではなく、更に上を目指して欲しいと思います」
「ここにおられるメディアの方々、そしてメディアを通して見聞きして下さっている方々もそれぞれ自分の好きな選手や応援している選手がいると思います。フラットに見ているとはいえ、やはりそれは人それぞれになると思います。自分が推している選手が外れたということもありえるかとと思いますが、我々は広く選手たちを見て、あとは活動ごとに将来の戦略を持って、選手を選出させていただいています」
「そこから選手の成長やチームの成長、そして日本サッカーの成長につなげていくかということを考えている…という気持ちは伝えさせて頂ければなと思います。もしあるのであれば、誰を推すだけではなく、誰を外すかというところも(メディア)の皆さんには準備して質問させて頂ければなと思います」
