Maya-Yoshida(C)Getty Images

主将・吉田麻也"新たな景色"ベスト8へ「16強を破るために、この4年間を犠牲にしてやってきた」

日本代表の主将を務める吉田麻也が、ベスト8進出への思いを語った。

日本代表は現地時間1日、カタール・ワールドカップ・グループE 第2節でスペイン代表と対戦。試合は前半に先制点を許したが、後半に堂安律と田中碧のゴールで逆転。2-1と見事な逆転勝利を収め、首位で決勝トーナメント進出。6日に行われるラウンド16では、前回大会準優勝のクロアチア代表との対戦が決定した。

2日のオフを経て3日、4日にトレーニングをこなした日本代表。トレーニング後、吉田は取材に応じ、クロアチア戦を「死闘になる」と断言。「細かいディティールが勝敗を分けるなと思いました。90分もしくは120分戦う心の準備。体はもう3試合やってきているんで、出ていない選手もしっかり準備を積んでいます。頭のところを整理して試合に入らないといけいない。簡単な試合には絶対にならないと思うので、引き締めながらやっていくつもりです」と気を吐いた。

キープレイヤーとして注目されている37歳MFモドリッチについては「あの年齢であれだけ動いてハードワークできるのがすごい」と称賛。そしてクロアチアについての印象についても語った。

「伝統というかお国柄もありますけど、戦うところに長けています。代表選手だけではなくでもユーゴ圏の選手はそのフィジカルのところで戦うところは強い。一個、一個の闘いがタフになると予想しています」

これまで破られて来なかったベスト8への壁。"新たな景色"を見るための運命の一戦に向け、吉田は自身の思いの丈を述べた。

「ベスト16をやぶるためにこの4年間を犠牲にしてやってきた。みんなもいろんな思いを胸にここにきていると思いますけど。日本サッカーがもう1個上へレベルアップするためには、コンスタントに予選突破をしていくチームにならないといけない。今回初めて2大会連続でベスト16にいきました。ここで満足せずに(長友)佑都もいつも言ってますけど、新しい歴史の1ページを刻みたい」

「僕だけじゃなくてみんな同じ思いです。このチャンスは4年後にしか来ない。このチャンスを逃す訳にはいかない。みなさんもそうでしょうが、日本がサッカーで盛り上がっていて世界中に注目されている中、予選を突破してからどう戦うか、すごく重要になってきます」

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