日本代表MF堂安律が、不在の可能性が浮上しているキャプテン・遠藤航について言及している。
15日に2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でオーストラリアと対戦する日本代表。しかし、試合前日のトレーニングに遠藤が不参加というアクシデントが発生。当日に体調不良を訴えていたことによるものだという。
遠藤は2022年11月の国際親善試合カナダ代表戦以来(欧州組ほぼ不在の今年1月1日のタイ戦を除く)となる欠場が濃厚に。10日のサウジアラビア代表戦でもフル出場を果たしていた主将が不在となった場合、代表にとっては間違いなく大きな痛手だ。
練習後の囲み取材に対応した堂安は主将の不在について「どうなるかは分かっていないのでなんとも言えない」と前置きしつつ「もちろんキャプテンとして(相手にとって)嫌な選手であることは間違いないですが、森保監督がいつも言っているように、どんな選手でも戦力を落とさずにできるのが今の日本代表の良さ」と選手層の厚いチーム状況に触れ、チームメイトへの信頼をうかがわせた。
「もちろん痛いのは間違いないですけど、そこまで選手たちは大きく気にしてはないのかな」と前向きな姿勢を崩さなかった堂安。遠藤という「ピッチで見せるタイプの人」が欠けることに対しても「ワタルくんがいないからといって、あんまり気負いすぎるのもよくないと思う」との考えを明かし「僕は変わらずチームが勝つために、日本が勝つために、常に声がけできたらなと」意気込んでいる。
日本代表のW杯アジア最終予選3連勝に大きく貢献しているキャプテンの出場が微妙となったが、堂安もアジア予選では全8試合でピッチに立ち、3ゴール3アシストと存在感を示し続けている。
「少し変化があるかもしれないし影響はないと言いませんけど、選手は気にしていません。あまりこれを聞いても言うことはないので、そろそろ質問を変えてもらっていいですか(笑)」と、最後まで動じることはなかった”背番号10”の活躍に期待がかかる。

