現地時間14日、カタール・ワールドカップ(W杯)は準決勝が行われ、フランス代表とモロッコ代表が対戦した。
60年ぶりとなるW杯連覇へ向けて突き進むフランス。ここまで幾度となく大金星をあげてきたモロッコと相見えた。
均衡が破れたのは開始5分。フランスがヴァランの楔のパスをスイッチに波状攻撃。エリア内での混戦から、最後はT・エルナンデスがゴールに押し込んで先制に成功する。
16分にもフランスにチャンス。後方からのロングフィードに抜け出したジルーが左足を振り抜く。強烈なシュートが放たれるも、右ポストに直撃した。
このタイミングでモロッコにアクシデント。ポルトガル戦から、負傷の疑いがあった主将サイスに交代が告げられる。代わりにアマラが投入された。
前半終了間際、モロッコは右からのコーナーキックを獲得。相手のクリアボールに反応したエル・ヤミクがオーバーヘッドシュートを放つも、ポストに嫌われる。
後半に入ると、一点を返したいモロッコがより攻勢を強める展開に。しかし、フランスは決定機を許さない展開が続く。
79分、フランスが一瞬のスキを突く。エリア内でエンバペが相手を複数かわしてファーへ。このボールに反応したのは直前に入ったムアニ。きっちりと押し込んで追加点を奪った。
試合はこのまま終了。終始危なげない試合運びで前回大会王者の強さを見せつけたフランスが2-0で勝利。2大会連続の決勝進出を決めた。
決勝に進出したフランスは、日本時間19日の0:00にアルゼンチンと対戦する。


