ブレントフォードとの契約が近いと噂されるクリスティアン・エリクセンが、古巣アヤックスでトレーニングを行っていると『GOAL』が報じた。
昨夏のEURO2020初戦フィンランド戦にデンマーク代表としてプレーしたエリクセンだが、前半終盤に心停止を起こしてピッチに倒れ込んだ。迅速な措置により、幸い大事には至らなかったが、植え込み型除細動器(ICD)の装着を余儀なくされた。イタリアではICD装着下でプレーすることは許可されておらず、2020年冬に加入したインテルから先月に退団。現在フリーとなっている。
エリクセンは、イングランドではトップリーグでプレーする資格があり、ブレントフォードへフリーでの移籍が濃厚だと伝えられている。エリクセンの移籍先探しが続く中、アヤックスはエリクセンをクラブに迎え入れ、一日も早いピッチへの復帰を目指し、リザーブチームでフィットネスレベルを維持できるように協力したようだ。
エリクセンは、2010年にキャリアをスタートさせたアヤックスに戻ってきたことについて、アヤックスの公式サイトで以下のように喜んだ。
「ここに来ることができてとても幸せだ。アヤックスには知り合いが多いし、長い間ここにいたから、家に帰ったような気分だよ。アヤックスでは、すべての設備が整っているし、集団の中で高いレベルのトレーニングをすることができる」
「今の僕にとって、完璧なベースだ。新しいクラブが見つかったら、そこでできるだけ早く良いパフォーマンスができるように、できるだけ早くベストな状態に戻したい」
エリクセンは2013年にトッテナムに移籍するまで、アヤックスで160試合以上に出場し、エールディビジ3連覇に貢献した。
また、アヤックスユースのジョン・ハイティンガ監督もエリクセンの帰還について言及した。
「OB選手、しかも我々のトレーニングで成功を収めた者がこのような状況でクラブのドアをノックするならば、我々は何の疑いもなく、もちろん彼の復帰を歓迎する」
「彼が我々と一緒に練習できるのは素晴らしいことだ。クリスチャンは多くの少年たちのお手本となるサッカー選手であり、若者たちが上に行くための刺激となる存在になるね」