Enzo Fernandez Chelsea 2022-23Getty

「二度とこのシャツを着て欲しくない」ベンフィカ会長、チェルシー移籍のE・フェルナンデスに激怒

ベンフィカ会長のルイ・コスタ氏が、チェルシーへ移籍したエンソ・フェルナンデスに対して怒りを爆発させている。

E・フェルナンデスに対しては、チェルシーが今冬ラストピースとして契約解除金1億2100万ユーロ(約170億円)満額をオファー。1月の移籍市場閉幕間近に英国史上最高額となる移籍金で加入が決まった。

ルイ・コスタ氏は『BTV』の取材に対し、E・フェルナンデスの移籍に至った背景を説明。静かな怒りを見せながら、懸留に努めていたと語った。

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「この売却が行われないようにするために、可能な限りのことが行われた。彼がいなくなったことは悲しいが、ベンフィカにとってベストなことをしたのだから良心が痛むことはない。残りたくない選手のために泣くことはしないよ」

「途中までは売らないようにした。ただ、彼が"ここにいたくない"という意思を示したんだ。当初から、誰かが(契約解除)条項満額のオファーを持ってくることについては恐れていたよ。この存在に彼が気づき、チェルシーがアプローチするたびに、彼はここにいたくないという意思を示した。昇給について議論したし、オファーもした。でも、チェルシーのオファーは我々のクラブでは実現不可能なものだった」

とはいえ、ルイ・コスタ氏は強い言葉で流出を嘆いている。

「チャンピオンシップのタイトルをかけて我々と一緒に戦ってくれることを望んでいた。でも、彼はそれを望んでいなかったんだ。その時、彼にはベンフィカのシャツを再び着て欲しくないと思った」

「説得することはできなかったよ。チェルシーが契約解除条項の額に近づいていって、彼の考えを変えられる可能性は事実上ゼロだった。ベンフィカを出たいと切実に言ってきたんだ。彼は残留を固辞した。ただ、私は彼の決断を尊重するよ。我々は彼にあらゆる可能性を示したが、彼は決して残留に前向きではなかった。そこで、我々は1円も損することなく出ていってもらう考えにシフトしたんだ」

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