29日のラ・リーガ第11節、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでのオサスナ戦に4-0で快勝した。
ミッドウィークのディナモ・キエフ戦で、チャンピオンズリーグ・グループステージ突破を決めたバルセロナ。ここからは3勝2分け3敗で13位に沈むラ・リーガで調子を上げていきたいところである。クーマン監督は GKテア・シュテーゲン、DFデスト、ミンゲサ、ラングレ、ジョルディ・アルバ、MFフレンキー・デ・ヨング、コウチーニョ、メッシ、グリーズマン、ぺドリ、FWブライトバイテをスタメンとした。
オサスナは昨季、本拠地エル・サダールでドロー、カンプ・ノウでの勝利とバルセロナから勝ち点4を奪っており、油断はならない相手。しかしながら今回、持ち前のアグレシッブさと堅牢な守備は鳴りを潜め、バルセロナが優位に試合を進めていく。ホームチームは5バックのオサスナ相手に左サイドから執拗に攻めて活路を見出していった。そうして30分に先制点を獲得。J・アルバが左サイドを突破してボールを折り返すと、ブライトバイテがシュート。一度GKエレーラに弾かれたボールをブライトバイテ自身が太ももを使って枠内に押し込んだ。
バルセロナはさらに42分に追加点を記録。得点者は、先にバルダーノ氏とのインタビューで、様々な告白をしてスッキリした様子のグリーズマン。左サイドのJ・アルバのクロスがDFに当たってペナルティーエリア手前に飛ぶと、フランス代表FWは左足で豪快なボレーシュート。まっすぐ飛ぶ強烈な勢いのボールが、ネットに突き刺さった。前半は2-0で終了し、クーマン監督はハーフタイムにぺドリをブスケッツに代えている。
後半もバルセロナが主導権を握り続け、58分に加点。グリーズマンのボール奪取からブライトバイテがシュートを放ち、エレーラに弾かれる。こぼれ球をグリーズマンが受けると、折り返されたボールからコウチーニョがネットを揺らした。3点差としたクーマン監督は、ブライトバイテ、コウチーニョ、デストとの交代でジュニオール、トリンコン、デンベレを投入。さらに65分にはラングレが負傷でプレー続行不可能となってしまい、アレニャーも入れて交代枠を使い切った(代わりのセンターバックはF・デ・ヨングが務める)。
そして72分、この試合で最も待ち望まれた選手のゴールが生まれる。そう、メッシである。アルゼンチン代表FWは、ゴール手前から枠の角を狙った正確な左足のシュートを沈めた。ゴール後、メッシがバルセロナのユニフォームを脱ぐと、そこに表れたのは自身が下部組織に在籍した経験があり、マラドーナ氏もプレーしたニューウェルズの10番のユニフォーム! しかも、ヤマハがメインスポンサーを務めるマラドーナ氏の現役時代のユニフォームだった。メッシはメッシなりのやり方で、偉大なるアルゼンチンの先輩に思いを馳せた。
その後バルセロナはテア・シュテーゲンの好守もあってオサスナのゴールを最後まで許さず、4点リードのまま試合終了のホイッスルを聞いた。ラ・リーガ2試合ぶりの勝利を飾った同チームは、暫定で7位に順位を上げている。
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