7日にバルセロナの会長選挙が開催され、ジョアン・ラポルタ氏(58)が圧倒的な得票率で選出された。
2020年10月に前会長ジョゼップ・マリア・バルトメウ氏が辞任し、会長不在となっていたバルセロナ。2015年の会長選挙ではバルトメウ氏に敗れていたラポルタ氏は今回、 開票率78.85%の時点で フォント氏の10598票、フレイシャ氏の3399票を上回る 19675票を集め、再びバルセロナの会長となることが決定している 。
ラポルタ氏は2003年から2010年までにバルセロナの会長を務め、チャンピオンズリーグ(CL)1回、ラ・リーガ4回、コパ・デル・レイ1回をはじめ、合計12個のタイトルを獲得。ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いた2008-09シーズンにはクラブ史上初となるCL、ラ・リーガ、コパの三冠に導いた。
ラポルタ氏はバルセロナのボールをつなぐプレースタイルの礎を築いた故ヨハン・クライフ氏と深い親交があった人物で、同氏の哲学を尊重してきた。同氏の理事会がトップに立つバルセロナは、最近は重要視されていなかった下部組織の整備を行いつつ、ポゼッションフットボールの復権を目指すことになる。また約1500億円という巨額の負債問題を、どのようにして解決するかにも注目が集まるところだ。
なお、今回のバルセロナ会長選挙には、メッシも息子のチアゴとともに参加。バルセロナのソシオ(クラブ会員)として、初めて投票を行っている。今季限りでバルセロナとの契約が正式に切れ、その去就が注目されるメッシだが、投票した人物がラポルタ氏であるならば残留の可能性もありそうだ。
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