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アトレティコ監督12年目のシメオネ、消耗を感じることも…「ずっと腕相撲をしている感覚」「幸せなのは眠っているとき。誰にも話しかけられないから」

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、同チームを率いて感じる重圧、幸せを感じる瞬間について語っている

2011年末、選手として在籍したアトレティコに指揮官として帰還し、2回のラ・リーガ優勝、2回のチャンピオンズリーグ決勝進出など、クラブ最大の黄金期を築き上げたシメオネ監督。しかしスペインのビッグクラブを12年も率い、成功を収め続けることには、やはり大きな消耗が伴うようだ。

『ESPN』とのインタビューに応じたアルゼンチン人監督は、先にリヴァプール指揮官退任を発表したユルゲン・クロップ監督の「エネルギーが切れた」との言葉について、理解を示すように次のようにコメントした。

「毎日、ずっと腕相撲をしている感覚なんだ。繰り返し、繰り返し、繰り返しそうして、また同じことを一から始める。若手選手たちとの世代交代があり、多くのものを与えてくれた選手たちを手放さなくてはならない。エネルギーの枯渇が、すべての崩壊の始まりというのわかり得ることだ」

「最大の消耗は責任、だね。試合を終えたとき、勝ったからうれしいのか、それとも勝たなければならないという責任を果たしたからうれしいのか、私はもう分からなくなっている」

「もちろん、要求の高さは私たち自身で生み出したものではあるが、自分たちに余裕なんてものはないんだよ。責任を第一に背負うのは私だ。仕事仲間に支えられながら、それを引き受けている。だから試合を終えたとき、感じることがあるんだ」

シメオネ監督は妻のカルラ・ペレイラさんから、幸せな瞬間について聞かれたことがあるという。

「ある日、妻が私にこんな質問をしてきたんだ。『あなたの幸せな瞬間ってどんなときなの?』。果たして、いつ幸せなのだろうか? 正直、沈黙してしまったんだ(笑)。それから、彼女にこう返したよ。『眠るときだ』ってね」

「なぜか? その瞬間は誰にも話しかけられない。自分をオフにして、安らかな時間を過ごせるんだ。すべてが穏やか……静寂に包まれて……。1日の平穏、夜の平穏、ここから再びスタートするんだという平穏……。ゴールや試合に勝ったときに感じる幸せは尊いものだが、そうした幸せは自然に存在するものではないと思っている」

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