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アトレティコ、7年ぶり通算11回目のラ・リーガ優勝!ルイス・スアレス逆転弾でバジャドリーを破り達成

21日のラ・リーガ最終節、アトレティコ・マドリーは敵地ホセ・ソリージャでのバジャドリー戦に2-1で勝利し、2013-14シーズン以来、通算11回目の優勝を果たした。

「アオラ(今だ)、アトレティ、アオラ!」。CKなどで歌われるチャントが、理想的にはまる状況が訪れた。2位レアル・マドリーとは、勝ち点2差。アトレティコはこの試合に勝利すれば7年ぶり、通算11回目の優勝を決められる。シメオネ監督は決着をつけるべき一戦のスタメンとして、GKオブラク、DFトリッピアー、フェリペ、ヒメネス、エルモーソ、MFマルコス・ジョレンテ、コケ、サウール、FWアンヘル・コレア、ルイス・スアレス、カラスコを起用した。

約3000人のサポーターがソリージャの外で見守るアトレティコは、誰かに授けられるのではなく、自らの手でトロフィーを手にしようと前半から積極的にゴールを狙っていく。が、相手陣地でのパスが3本以上つなげられず、ルイス・スアレスがシュートをチャンスを迎えても決め切れないなど攻めあぐね続けた。すると18分、困難に続く困難を経験した今季、最後の困難が襲いかかる。残留のために必死なバジャドリーの速攻を許して、最終ラインを抜け出したオスカル・プラーノにGKオブラクを破られた。

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アトレティコは失点後も攻めあぐね続け、1点ビハインドのまま試合を折り返す。その一方で、アルフレド・ディ・ステファノでのビジャレアル戦に臨んでいるレアル・マドリーも、ジェレミ・ピノにゴールを決められて0-1で前半を終えており、勝ち点2差は変わらないままだった。

後半、アトレティコのパフォーマンスは前半より向上したが、ゴールはなかなか決まらない。一方、マドリー対ビジャレアルでは55分にベンゼマがネットを揺らし、オフサイド判定となりゴールが取り消しになる場面が……。そして、きっとアトレティコベンチが動揺したであろうその場面の2分後となる57分、ついに同点ゴールが生まれる。ペナルティーエリア手前で横パスを受けたA・コレアが両足を巧みに使い3人をかわし、右足のトーキックでフィニッシュ。グラウンダーのボールがGKマシップの反応むなしく枠内に転がった。

シメオネ監督は62分、エルモーソとサウールを下げてジョアン・フェリックスとロディを投入。そうして67分には、ルイス・スアレスが2試合連続となるゴールを決めて逆転を果たす。ウルグアイ代表FWはセルジ・グアルディオラのパスミスを拾ってそのままペナルティーエリア内に入り込み、冷静にシュートを決め切った。シメオネ監督が言っていた「私たちはスアレス・ゾーンに突入した。彼は決定的なこの瞬間に絶対結果を出してくれる」との言葉通りに。

シメオネ監督は79分にM・ジョレンテをコンドグビア、A・コレアをエクトル・エレーラに代えて中盤の守備力を増やす。レアル・マドリーはその後ベンゼマ、モドリッチのゴールで2-1と逆転を果たしたが、アトレティコが必死の守備で1点リードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎えて、自力での優勝を決めている。シメオネ監督政権では、通算2回目の優勝となった。一方でバジャドリーは最終的に19位となり、降格が決定している。

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