カタール・ワールドカップは現地時間30日、グループC最終節が開催され、アルゼンチン代表とポーランド代表が対戦した。
2試合を終えた時点で、勝ち点「4」で1位のポーランドと勝ち点「3」で2位のサウジアラビア。開幕節のサウジアラビア戦でまさかの敗戦を喫したアルゼンチンは、負けると敗退が確定する背水の陣の状況で首位入れ替わりを目指す。
試合は28分、アルゼンチンが先行する。ディ・マリアのスルーパスに抜け出したモリーナが敵陣右深くから折り返し、アルバレスがダイレクトシュート。しかし、このシュートは相手ディフェンスにブロックされた。
33分、アルゼンチンは右からのCKを獲得。キッカーのディ・マリアから放たれたボールは直接ゴールへと向かったが、GKシュチェスニーが何とかかき出した。
攻め続けるアルゼンチンは39分にPKを獲得。先制のチャンスを得るも、メッシのシュートはシュチェスニーが右横っ飛びのファインセーブ。スコアレスで前半を折り返した。
後半開始直後の47分、モリーナが右サイドからグラウンダーの鋭いクロス。エリア内で待っていたマカリスターがきっちり抑えたダイレクトシュートがゴールネットを揺らす。アルゼンチンが待望の先制点を手にした。
アルゼンチンは67分、細いパス回しからE・フェルナンデスがラストパス。このボールに反応したアルバレスが巧みなトラップから右足を振り抜いて追加点を奪う。
試合はこのまま終了。アルゼンチンが前半に苦戦するも、後半の2得点で勝利を収めた。この結果、アルゼンチンは開幕戦の敗戦から立て直して2連勝を飾り、勝ち点6(得失点差+3)で首位での決勝トーナメント進出が決定している。
ポーランドとメキシコは勝ち点4で並んだが、得失点差で上回ったポーランドが2位通過に。メキシコは8大会連続の決勝トーナメント進出を逃す形に。サウジアラビアは開幕戦のアルゼンチン撃破も虚しく、最下位で大会を去ることとなった。
■グループC最終順位(勝ち点:得失点差)
1位:アルゼンチン(6:+3)☆決勝T進出
2位:ポーランド(4:0)☆決勝T進出
3位:メキシコ(4:0)
4位:サウジアラビア(3:-2)