Anthony-Taylor(C)Getty Images

大騒動に…EL決勝担当のテイラー主審と家族がローマファンから暴動被害。審判協会が声明「不当で忌まわしい罵声に愕然」

ヨーロッパリーグ(EL)決勝を担当したアンソニー・テイラー主審とその家族が、1日にブダペスト空港でローマファンから嫌がらせと暴動を受けたと『BBC』と『Sky Sports』が報じた。

ELは1日に決勝が開催され、セビージャとローマが対戦。前後半1-1で決着はつかずに延長戦に突入するも、それでもスコアは動かず。結果はPK戦に委ねられることに。PK戦はセビージャGKブヌがマンチーニのキックをストップするなど、4-1でセビージャが勝利。この結果、セビージャは大会史上最多となる7度目の優勝を飾っていた。

審判員組織『PGMOL』は、試合の翌日にブダペスト空港で帰路へ向かうテイラー主審に向けられた「不当で忌まわしい」罵声に愕然としたとの声明を発表。普段プレミアリーグの審判を担当している「テイラー氏とその家族は、空港で怒ったファンから罵声を浴びせられた」と伝えている。

「ブダペスト空港でアンソニー・テイラーとその家族が嫌がらせを受け、罵倒されている様子を映した動画がソーシャルメディアに出回っていることを、我々は確認しました」

「我々は、UEFAヨーロッパリーグ決勝のレフェリングから帰ろうとするアンソニーとその家族に向けられた不当で忌まわしい罵声に愕然としています」

「我々はアンソニーとその家族を引き続き全面的にサポートします」

『Sky Sports』が紹介した動画では、家族と帰路へ向かうアンソニー主審を大量のファンが囲って罵声を浴びせ、物や椅子が投げられる様子が捉えられている。アンソニー主審は家族を守りながら搭乗口へと向かって行った。

同試合でEL最多となる13人の選手にイエローカードを出していたテイラー主審。そのうち7枚がローマの選手となっており、判定に対して苛立ちを隠せなかったジョゼ・モウリーニョ監督は試合後の駐車場で同主審を待ち伏せ、「恥だ」などの暴言を吐いていたことが報じられていた。

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