Urawa-Linssen(C)Getty Images

待望のJ初ゴール。11戦無敗の浦和、リンセンが語る同点弾の背景は?「フェイエノールトでプレーしていた時に…」

浦和レッズFWブライアン・リンセンが、ゴールについて語った。

明治安田生命J1リーグは23日に第9節が開催され、川崎フロンターレと浦和が対戦した。

リーグ戦で対極な状況に置かれている両者。川崎Fは現在、直近5試合で1勝で2連敗の13位と苦戦中。対する浦和はここ6試合負け無しで5位。今日の結果次第では2位以上に食い込むチャンスがある。公式戦10戦無敗という好調な状態で、リーグ奪還を目指す川崎Fと相対する。

試合は後半に入った早々の48分、エリア内右深くに侵入した家長がクロスを送ると、ニアで待っていた脇坂がボレーシュート。このシュートが決まり、ホームの川崎Fが先制。浦和は81分、萩原の折り返しにフリーとなっていたリンセンが走り込みながらシュート。狙い済まされたシュートがゴール右に決まって試合を振り出しに戻した。

両者勝ち越しを目指すも、試合は1-1のドロー決着に。この結果、川崎Fはリーグ戦3試合未勝利に。浦和は7試合、公式戦では11試合負け無しとなっている。

この試合の同点弾を決めたリンセンは昨夏、オランダの名門フェイエノールトから浦和に加入。オランダで100ゴールを超える実績を持っており、大きな期待が抱かれたが、今季は第3節以降からスタメンを外れ、苦しい状況が続いていた。

試合後、取材に応じたリンセンは「フェイエノールトでプレーしていた時のPSV戦でまったく同じようなゴールを決めた感覚があって。その時の感触が残っていました」とゴールシーンを振り返りと「もっとチャンスが必要でした。試合に出ている時、ビッグチャンスが少なかった。今日のチャンスを得点にできたことは良かったですね」と自身J初となるゴールに安堵の表情を浮かばせた。

フラッシュインタビューでは、30日に控えているアジアチャンピオンズリーグ決勝に向けて「このACLで全力を尽くして、勝つためにすべてを懸けたいと思います。本当にみなさんの力が必要なので、全力での応援をよろしくお願いします」と意気込んだリンセン。最後にはサポーターへの感謝を語った。

「サポーターの皆さんは、いつも素晴らしい声援を送ってくれる。今日も素晴らしい声援でした。これからも期待に応えられるように頑張りたいです」

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