容態が心配されていた元日本代表指揮官、アルベルト・ザッケローニ氏が退院したと報じられた。
ザッケローニ氏は2月10日、チェゼナーティコにある自宅の階段で転倒。頭部を強打して意識を失い、近郊にあるチェゼーナのマウリツィオ・ブファリーニ病院に救急搬送されていた。
約1カ月にわたり、集中治療を受けていたザック氏だが、3月9日、日常生活復帰を目指し、自宅に近いジネージオ・マルコーニ病院のリハビリテーションセンターへ転院。そして地元紙は30日、マルコーニ病院の医師団は、今後2カ月ほどで回復できるとの見込みを立てたことを伝えていた。
『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、ザッケローニ氏は無事退院したことを報道。同紙は事故が起きた背景を説明。愛犬を腕に抱えて階段を降り、その際にバランスを崩して転倒してしまっていたという。愛犬を庇おうとて頭を強打。幸い、家には妻と息子のパートナーがいたことで直ぐに対応が出来ていたようだ。
退院にあたり、ザッケローニ氏はのコメントを発表している。
「ブファリーニ病院でもマルコーニ病院でも、優秀なスタッフに恵まれた私は幸運だった。全ての人に感謝を伝えたい」
ザッケローニ氏の健康状態に問題はないとのこと。チェゼナーティコに戻り、生活習慣を取り戻すために毎日の散歩などに励んでいると伝えられている。
この2カ月間、ザッケローニ氏へはさまざまなサッカー関係者が、家族や友人と連絡を取り合い、彼の健康状態を確認していた模様。その中にはミランでの教え子だったアンドリー・シェフチェンコ氏の名前もや。また、ザッケローニ氏に最初に電話をかけてきたのはミランで監督として黄金期を築いたアリーゴ・サッキ氏だったという。
