ブレントフォードFWイヴァン・トニーに8カ月の活動停止処分が言い渡された。
ブレントフォードとイングランド代表で活躍するトニーは、2022年11月に232件のイングランドサッカー協会（FA）ベッティングルール違反で告発され、翌月にはさらに30件の告発を受けていた。
そして、の賭博ルール違反の疑いに関する調査の結果、8カ月のサッカー活動禁止と5万ポンド（約860万円）の罰金が決定。本人は処分を受け入れる意向を示している。
独立委員会の裁定により、トニーは2024年1月16日まで所属クラブや国の代表でプレーができず、今年の9月までチームのトレーニング参加も禁止となった。
FAは同件について、以下の声明を発表している。
「イヴァン・トニーは、FAのベッティングルール違反により、2024年1月16日までの8カ月間、即効ですべてのサッカーおよびサッカー関連の活動を停止し、5万ポンドの罰金と今後の行動についての警告を受けた」
「ブレントフォードFCのフォワードは、2017年2月25日から2021年1月23日の間にFA規則E8に合計262回違反したことで起訴された。その後、FAはこれらの違反のうち30件を撤回し、彼は残りの232件を認めている」
「彼の制裁は、個人的なヒアリングの後、独立した規制委員会によって課した。彼は、2023年9月17日から始まる出場停止期間の最後の4カ月間から、所属クラブでのトレーニングにのみ復帰することが許可されている。独立規制委員会のこの制裁の理由書は、追って公表される予定であり、FAはそれを確認するのを待ってから、コメントする予定だ」
27歳のトニーは今シーズン、リーグ戦33試合に出場して20ゴールを記録する活躍を見せ、1月にはイングランド代表としてもデビューを果たしていた。同選手は自身の『Twitter』で「今後8カ月間プレーできないことは当然残念」と綴り、以下のように続けた。
「委員会の決定に対する理由書はまだ公表されていない。現時点では、非常に困難な時期を乗り越えた僕の家族と友人、ブレントフォード・フットボール・クラブ、そしてファンの継続的なサポートに感謝する以外、これ以上コメントすることはない。私は今、来シーズン、大好きなゲームに復帰することに集中する」
トニーの所属クラブであるブレントフォードも声明を発表している。
「ブレントフォードFCは、独立した規制委員会が、イヴァン・トニーに8カ月間のサッカーおよびサッカー関連の活動禁止処分を下したことに留意し、即効性を持たせる。ブレントフォードFCは現在、独立規制委員会の理由書の公表を待っている。次のステップを検討する前に、それらを検討する予定だ」