日本代表DF酒井宏樹が20日、会見でカタール・ワールドカップ(W杯)初戦に向けて意気込んだ。
カタールW杯のグループステージでドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と同組の日本代表。23日にいよいよドイツとの本大会初戦を迎える。
初戦が近づいていることについて酒井は「チームの士気も高まってきている。楽しみでもあるし、緊張感も出てきていますが、落ち着いてる状態です」と冷静な心境を口にした。
今回が3大会目の出場となる酒井。「本当に数字上を考えても、マックス勝ち点9しかとれない中で勝ち点3をいきなり取れるのか」と、現実的な見解を示した上で、「勝ち点5で突破できる可能性があるなかで初戦で勝てるのか、勝てずに残り2試合で勝ち点6を目指さないといけないのかではぜんぜん違う。W杯に限らず、グループリーグ初戦は大事かなと思います」と、初戦の重要性について力説した。
そして、今回のグループリーグは強豪3カ国が揃っている厳しい組み合わせとなっている。突破に向けて日本に必要な事を聞かれると、真剣な面持ちで以下のように語った。
「いつもと変わらず、勝利を求めるだけですね。現代サッカーでは、"強いチームが…"というのは過去のこと。どのグループもどこが上がるかはわからりません。過去の大会もそうですし、意外なチームが突破するようにやればいい。やれない自信がなければここのピッチには立っていないです。やれると信じてます」
欧州の舞台ではブラジル代表FWネイマールをシャットアウトするなど、18年のロシア大会から大きな成長を遂げてカタール大会を迎える酒井。今大会に懸ける思いは人一倍強い。
