昨季ヴィッセル神戸で引退のダビド・ビジャ、新型コロナウイルスの脅威に「このようなことに見舞われるとは…」

【欧州・海外サッカー】バルセロナ（リーガ・エスパニョーラ）などで活躍したのちにヴィッセル神戸（Jリーグ）に加わり、2019シーズンで引退したダビド・ビジャ氏。今年が引退後の初めての年となっているが、新型コロナウイルスの脅威を感じさせられているようだ。

昨シーズンにヴィッセル神戸で引退した元スペイン代表FWダビド・ビジャ氏が、自身の決断を振り返っている。スペイン『マルカ』が、YouTuber『DJMaRiiO』のインタビューで語られた内容を伝えた。

ビジャ氏は現役時代、キャリア当初から類まれな得点能力を発揮しており、2005年から2010年まで所属したバレンシアでは特に好パフォーマンスを維持。クラブ通算で公式戦220試合127ゴールを決め、バルセロナにステップアップを果たした。

バルセロナでチャンピオンズリーグ（CL）やリーガ・エスパニョーラなどを制したビジャ氏は、アトレティコ・マドリー、ニューヨーク・シティなどを経て昨シーズンに神戸に加入。明治安田生命Jリーグを盛り上げてくれたあとに、シャツを脱ぐ決断を下した。

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バレンシア在籍時にはバルセロナだけでなく様々なビッグクラブからの関心が噂されたビジャ氏。『マルカ』は「移籍について、レアル・マドリーと密接に関係していた」としつつ、以下のビジャ氏のコメントを伝えた。

「そうはならなかった。スペインとプレミアリーグから多くのオファーがあったが、私はバレンシアに所属していたんだ。彼らが私を望むときに移籍すると言ったよ。だけど、両クラブと選手側、両方の意思がなければならないし、そんな状況は存在しなかった」

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また、ビジャ氏にとっては今年が引退してからの初めての年となっているが、世界は新型コロナウイルスの脅威に包まれている。各国では移動なども制限される状況であり、ビジャ氏からしても想像外の出来事だったようだが、引退は後悔していないと語った。

「引退した時、私たちがこのようなことに見舞われるとは思っていなかった。（引退の）理由の一つが、より自由になり家に居られるようにするためだったからね。それはよく考えた決断だったし、考え直す理由もない。新しい冒険を楽しまないと」