昇格組・大分に取りこぼしは許されない。常勝・鹿島、変革の1年のスタート【J1開幕戦・鹿島プレビュー】

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今季の明治安田生命J1リーグが2月22日に開幕する。アジアチャンピオン鹿島アントラーズは23日、6年ぶりにJ1復帰した大分トリニータをホームに迎える。昨季はスタートダッシュに失敗することで、シーズンを通して苦しんだ。鹿島を支え続けた選手たちが抜けて迎える今季、複数タイトルを目指す上でもリーグ初戦での負けは許されない。【文=寺野典子】

■不安定さも見せたACLプレーオフ

「初戦というのはいつも難しい試合になる」と2月19日のACLプレーオフ対ニューキャッスルジェッツ(豪州)を戦い終えたあと、ベテランGKのクォン・スンテは語った。

4-1というスコアだけを見れば、完勝と言える結果だったが、内容的にはまさにシーズン初戦という不安定さを見せるシーンも少なくなかった。

昌子源、西大伍が移籍し、小笠原満男も引退。昨季開幕時から考えれば、金崎夢生も、植田直通もチームを去った。この試合では、コンディションの関係で内田篤人、犬飼智也がベンチスタート、三竿健人、鈴木優磨はベンチ入りもしていない。サイドバックでは安西幸輝をセンターバックでは町田浩樹を起用している。

豪州のチームには珍しく、ボールをつなぐ意識の高いニューキャッスル相手に鹿島は、高い位置でのボール奪取という意識を見せることもあったが、自陣ペナルティーエリア付近までボールを運ばれると、慌ててしまうシーンがあり、失点にもつながっている。

■昨季とは全く違うスタートを

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それでも攻撃面には可能性を感じた。

右SBの安西幸輝のクロスを左SBの山本脩斗が決めた2点目、途中出場の山口一真のドリブル突破から生まれたセルジーニョの4点目など、新シーズンへ向かううえでのチャレンジが実を結ぶ。

「結果的には脩斗さんの得点になったけれど、(伊藤)翔くんから求められているクロスボールを意識していた」という安西の言葉からも、新加入の伊藤を活かす形が見えた。

「日本人には強引に仕掛ける選手が少ない。結局は個が大事だし、試合中に存在感を示すプレーができるのかって言うのが、それがサッカー選手としての価値だと思うので。平凡なプレーをしても誰も面白くない。多少リスクがあってもガンガン仕掛けていきたい。それが結果につながって良かった」と話す山口は、センターフォワードではなく、サイドハーフでの起用にこたえた。

「攻撃も守備につながっている。守備をこだわれば、自然と得点数が増えたり、攻撃にこだわれば、失点数が減ったりする」とチーム史上最少年齢の20歳で背番号10を背負う安部裕葵が語っている。この試合に限れば、得点を重ねることで、余裕が生まれたことが大きかった。

「去年とは全く違うスタートのシーズンにしたい。去年は出足でつまずいて、勢いに乗れず、苦しい展開になったので、良い状態でシーズンをスタートしたい」というセルジーニョの思いは、今季の鹿島のテーマとなる。それだけに、公式戦初戦を勝利で終えられたことは、鹿島にとってもアドバンテージになるはずだ。

■大分戦は決して容易くはない

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鈴木、三竿、安部、安西、犬飼と、すでに中心となった選手たちも、昨季開幕時には「主力」という存在ではなかった。しかし、離脱者が相次ぐなか、数多くの試合を消化することで彼らは大きく成長する。

その成長曲線が続くことが今季の鹿島の結果に影響をもたらすのはいうまでもない。「若手という意識はない」と安部はいうけれど、彼らへの期待値が若手ならではの伸び代であることも事実だ。

「自分たち若手が引っぱっていかなくちゃいけない」と安西。意気揚々とシーズンを迎えるためにも、開幕戦の重要性は高い。第2節で川崎フロンターレ戦を迎えることを考えても、取りこぼしは大きな痛手となるだろう。

その相手が昇格組の大分というのは、容易そうに見えて、意外と難しい。

昨季の順位が結果にそのまま反映すると限らないのがサッカーだ。昨季も開幕戦では清水エスパルス相手にスコアレスドローと苦戦している。泥臭く戦ってくるだろう相手に対して、辛抱強く耐える時間は必ず訪れる。そこをいかに凌ぎ、高い個の能力で違いを示すというのは当然だが、今季の鹿島には、そのうえで相手以上の野心を持ち、若さならではの爆発力を見せてほしい。

「難しい試合になれば、なるほど、GKが後ろで安定感を出せれば、若手がいいパフォーマンスが出せると思うので、そこを心がけてやっていきたい。チームは生き物なので、(選手が入れ替わるという)こういう変化にも対応していかないといけないし、ベテランはベテランの仕事をして、若手は若手の活き活きノビノビやってほしい」とクオン・スンテは語る。

「勢いに乗る」ための波を作るのはベテランではなく、若い彼らだ。鹿島アントラーズというクラブの変革の1年が始まる。

文=寺野典子

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