レアル・マドリードのスーパースターがアディダスと組んだ2月のスタートは大きなものとなった。彼が前面に立つ新キャンペーンは1つではなく2つ。2026年米国・カナダ・メキシコ共催ワールドカップに向けた動きが加速する中での展開だ。 これは同ブランドとの相乗効果を示す最新の事例だ。7年前、わずか16歳でバーミンガム・シティで頭角を現して以来、アディダスは彼のスパイクを提供し続けてきた。三本線のブランドは、彼の彗星のごとく駆け上がったキャリアのあらゆる瞬間を支えてきたのである。
ベリンガムは今や確かなスーパースターだ。2023年にはアディダスの本拠地とも言えるレアル・マドリードへ移籍し、代表ではタイトル獲得に恵まれなかったものの、同世代のイングランド人選手の中でも最高峰の一人として台頭している。そのスーパースターとしての地位は2024年に認められ、アディダスはオリジナルズラインから彼自身が共同デザインしたシグネチャー衣料コレクションを発表すると同時に、ベリンガム専用のロゴを授与した。 プロモーション撮影では、プールサイドで足を組んで座り、トラックスーツ姿でアイスティーを片手に持つミッドフィルダーの姿がクールに映し出された。
当時のブランドとの関係について、ベリンガムは次のように語った。「アディダスとの初めてのコレクションを発表できるのは夢が叶ったようなものです。子供の頃からアディダスは私にとって常に大きな存在でした。だから、他のレジェンドたちと共に自身のコレクションを持つことは大きな名誉です。 デザインチームとの仕事は本当に楽しかった。彼らは私のスタイルやピッチ外で着たいものを完璧に捉えてくれた。この最初のリリースは始まりに過ぎず、次に一緒に何を生み出すか楽しみでならない」
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彼の言葉は正しかった。2024年後半には初のシグネチャーモデル「プレデター」を手にした。黒と金の『ベリゴールド』は、その後数えきれない洗練された広告キャンペーンに登場し、アディダスが次々とアイコニックなリニューアルモデルを発表する中で、彼とこのモデルは不可分の存在となった。 4月には、彼のトロフィー獲得への執念を称えるプレデター2025「クロームドリーム」がリリースされ、10月には故郷バーミンガムに敬意を表した黒・青・白のプレデター・ベリンガム2025が続いた。
2026年2月、アディダスは男子サッカー部門の新たな顔となる彼に向けた最新パーソナライズモデルを発表した。「アイコン・テイクオーバー」コレクションの一環として、米国女子代表スーパースター、トリニティ・ロッドマンの『Choose One』キャンペーン向け新型F50と共に展開されるこのモデルは、イングランド代表としてワールドカップで彼が履くことになるだろう。 「レッド、ホワイト、そしてジュード」をコンセプトに構築された「Icon Takeover」は、サッカー界の新たな力として、また現代のスタイルアイコンとしてアメリカに上陸したベリンガムを体現するものだ。アディダスは発売にあたり「ピッチ内外で自信と落ち着き、スタイルを体現するジュードは、時代を超えた魅力を備えた現代のオリジネーターだ」と述べた。
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新たなジュード・ベリンガム プレデターは、アディダスのクラシックモデルに現代的なエッジを加えた一足。クリーンなホワイトベースに、ブラックで縁取られたホワイトのスリーストライプス、サイドに配された鮮烈なブルーのプレデターロゴ、そしてクラシックなブルーの折り畳み式タンが特徴。仕上げにはレッドのアディダスロゴが施されている。ヒール部分にはブルーとレッドのジュード・ベリンガムロゴが個性を添え、ブルーのディテールが施されたホワイトソールプレートが、コントロール、精度、そして決定的な瞬間のために設計されたブーツを完成させる。
その直後、全く異なるリリースが続いた。今回はY-3からの発表だ。Y-3は2002年に遡る先駆的なラグジュアリースポーツウェアラインで、アディダスと著名な日本人ファッションデザイナー、ヨウジヤマモトのコラボレーションから生まれた。ベリンガムが再び主役を務め、今回はストリートウェアの領域で登場。昨年末のルイ・ヴィトンのキャンペーンに主演したばかりだ。
Y-3はベリンガムをはじめ、ジダン、NBAスターのアンソニー・エドワーズを称え、100%再生ポリエステル製のモノクロジャージを発表。デザイナーは各選手が輝かしい実績を残した背番号「5」に敬意を表した。各アイテムにはY-3のロゴと、背番号5と共に3人の名前が背面に刻まれ、その他にも山本耀司らしいクラシックなディテールが施されている。
短期間で相次いで発表されたこの2つのリリースは、ベリンガムがアディダスのメンズサッカー部門における顔として台頭していることを反映している。これは、彼の前任者ベッカムと同様に、パフォーマンスとハイファッションの両分野における彼の多様性と市場性を示している。ブランドとしてのベリンガムはますます勢いを増しており、アディダスはそれを活用している。



