元イタリア代表DFマルコ・マテラッツィ氏が、2006年ドイツ・ワールドカップ決勝で元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏から頭突きを受けた出来事について振り返った。
ドイツW杯決勝イタリア対フランスは、7分にこれが現役最後の試合だったジダン氏がPKから先制点を決め、19分にマテラッツィ氏が同点弾を記録。1-1のまま延長戦に突入すると、ジダン氏が挑発したマテラッツィ氏に対して頭突きをして退場となり、結局PK戦の末にイタリアが優勝を飾っている。
マテラッツィ氏は『インスタグラム』のライブ配信で、その出来事を回顧。なぜジダン氏から頭突きを受けるに至ったのかを、次のように説明している。
「私たちはペナルティーエリア内でぶつかり合っていた。彼は前半にフランスのゴールを決めていて、監督からちゃんとマークについていろと言われていたんだ。最初の衝突の後、私は彼に謝ったが、彼のリアクションは良いものではなかった」
「そして3回目の衝突で彼は苛立ち、『俺のユニフォームはあとでやるから』と言ってきた。それに対して私は『ユニフォームよりもお前の姉ちゃんがほしいな』と返したんだ」
「そこで頭突きされるだなんて思っていなかった。自分にそんなことをされる心構えがなかったのは、幸運と言えただろう。もし頭突きされると分かっていたならば、彼だけでなく二人ともロッカールーム送りになっていたはずだ」
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