20220216_Jleague_Flag(C)Getty images

今季J1参入プレーオフ決定戦は「90分同点ならJ1勝利」の従来通りも…2023年に向けて議論継続

Jリーグは16日、2022シーズンのJ1参入プレーオフ決定戦の大会方式および試合方式が決定したことを発表した。

2022シーズンのJ1参入POには、明治安田生命J2リーグの年間順位が3位から6位のクラブと、J1リーグで年間順位16位のクラブが参加。J2の4クラブによって1回戦と2回戦を戦い、頂点に立ったJ2クラブが11月13日の決定戦でJ1・16位のクラブと激突する。

従来であれば、決定戦では延長戦、PK戦なしの90分間での決着が予定。それでも勝敗が決しない場合は、J1・16位のクラブが残留を勝ち取るという決定方式となっていた。

以下に続く

昨年12月の理事会では、決定戦が「延長戦+PK戦まで実施」という方式で記載されたまま決議されて一般に発表。Jリーグはこれが記載ミスであることを認め、再度議論を重ねていくとしていた。

そして、2月16日の臨時理事会にて、J1参入PO決定戦の方式が決議。結局は「90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は、明治安田生命J1リーグ年間順位16位のクラブを勝者とする」との試合方式となり、従来からの変更は避けられる形となった。

とはいえ、村井満チェアマンは会見で「現時点では暫定的な形で従来を踏襲」と報告。2022シーズンに向けては議論が尽くされていないために従来の形式とするが、2023シーズンに向けて議論が継続されることも明言された。Jリーグではこれまでに2ステージ制を廃止するなど年間勝ち点をリスペクトしてきた理念があり、そういった思想も踏まえた大局的な議論が必要だと考えられているようだ。

広告