開幕3連勝と好スタートを切ったミランと、勝ち点7でこれを追うインテル。早くも4節でで実現した226回目のミラノダービーは、立ち上がりから点が入る展開となった。
まずは12分、抜け出したイブラヒモヴィッチがエリア内でデ・フライに倒されてPKを獲得。これをイブラヒモヴィッチ自ら沈め、ミランが幸先よく先制する。さらに16分、左サイドで仕掛けたレオンの折り返しを、ゴール前で合わせたのはイブラヒモヴィッチ。エースのドッピエッタで早々にミランが2点のリードを奪う。
その後も前線でイブラヒモヴィッチが起点となり、ミランが試合のペースを握る。しかし、インテルもルカク、ラウタロ・マルティネスにボールが収まるようになり、徐々に盛り返していく。
すると迎えた29分、エリア内左を抜けたペリシッチの折り返しを、ゴール前のルカクが合わせてインテルが1点差に詰め寄る。
これで勢いづいたインテルに対し、ミランも突き放そうと攻勢を強め、一進一退の攻防が続く。前半終了間際には、左CKをルカクが頭で合わせるも、これはわずかにゴール右へと外れ、ミランが1点をリードして試合を折り返した。
後半、追いかけるインテルが積極的な入りを見せる。48分、大きなサイドチェンジを受けたハキミがテオ・エルナンデスと入れ替わって右サイドを突破。しかし、折り返しは中央で待つルカクとL・マルティネスには合わない。
59分には、ビダルの浮き球パスに抜け出したハキミがダイビングヘッドで狙うも、この決定機もゴール左へと外れてしまう。
63分にレオンとサレマーカーズを下げたミランは、カスティジェホとクルニッチを投入。一方のミランは68分、ブロゾヴィッチに代えてエリクセンを投入する。
74分、エリクセンのパスのこぼれ球に反応したルカクをGKドンナルンマが倒してしまい、主審はPKスポットを指さす。しかし、VARの結果、接触の前にオフサイドとなりPKは取り消された。
追いつきたいインテルは84分、ビダルに代えてアレクシス・サンチェスを投入。直後には、ドリブルで切り込んだバレーラのスルーパスに、ルカクが反応できず。バレーラは仰向けになって悔しがった。
87分にケシエを下げてトナーリを投入したミランは、インテルの攻勢に備えて守備に重きを置きながらも、カウンターからダメ押しとなる追加点を狙いに行く。
アディショナルタイムには、L・マルティネスとのワンツーでエリア内に侵入したルカクのシュートは、テオ・エルナンデスの寄せもありゴール左へとわずかに外れる。
危ない場面を作られたミランだが、守備陣は最後まで集中力を保ち、終了間際のルカクのヒールシュートはGKドンナルンマがセービング。ダービーを制し、開幕4連勝を飾った。
■試合結果
インテル 1-2 ミラン
■得点者
インテル:ルカク(29分)
ミラン:イブラヒモヴィッチ(13分、16分)
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