FWカリム・ベンゼマが、フランス代表からの引退を表明した。
2007年に当時19歳でフランス代表デビューを飾ったベンゼマ。多くの期待を背負ってEURO2大会や2014年のワールドカップを戦ったが、その後ピッチ外のトラブルや連盟との関係悪化もあって長らくチームを遠ざかることに。それでもEURO2020前に5年半ぶりに驚きの復帰を果たすと、UEFAネーションズリーグの優勝にも貢献している。
そして昨季はレアル・マドリーで公式戦46試合で44ゴール15アシストを記録し、チャンピオンズリーグやラ・リーガ優勝の立役者となると、自身初のバロンドールにも輝いた。しかし、カタール・ワールドカップではエースとしての活躍が見込まれていたが、大会直前の負傷によって出場は叶っていない。
そんな35歳FWだが、フランス代表がカタールW杯決勝の舞台で涙をのんだ翌日、自身のSNSで“レ・ブルー”からの引退を表明した。
「努力と失敗を重ねて今の僕がある。それらを誇りに思うよ! 僕は自分自身の物語を描いたんだ。そして、僕らの物語は終わる」
結局代表デビューから4回ワールドカップは行われたが、様々な理由で1度しかプレーできなかったベンゼマ。レアル・マドリーで放つ世界最高レベルの輝きを4年に一度の祭典では見せられないまま、代表チームから去ることになった。
