ノッティンガム・フォレストのアンジェ・ポステコグルー監督がサポーターの失望感に理解を示した。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。
昨季限りでトッテナムを離れ、しばらくフリーだったポステコグルー氏。今月9日にヌーノ・エスピリト・サント前監督の後任としてN・フォレスト入りしたが、初陣だったプレミアリーグ第4節のアーセナル戦から公式戦5試合で2分け3敗と厳しい船出となっている。
初勝利を期して、2日にホームでヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第2節のミッティラン戦に臨んだが、先制を許した末に2-3の黒星。これで公式戦6試合未勝利となり、スタンドの一部サポーターからは「朝には解任だ」とのチャントが響き渡っている。
試合後のポステコグルー監督はそのサポーターの声をしっかりと受け止めつつ、共闘を呼びかけた。
「ファンが失望しているのは承知している。彼らには意見を言う権利があり、私はその声をしっかりと聞いた。このフットボール界ではもはや驚くようなことは何もない。今の状況がまさにそうした傾向を示したものに思うし、これが我々が進むべき道なのかもしれない」
「だが、これは私がコントロールできること。私の責任はこのクラブのために勝利を積み重ね、前進させることにある。クラブの雰囲気がよくないのはわかっているし、特に私に対する周りの姿勢も理解している。ただ、私は気にしていないし、馴染みのない状況でもない」
「私は我々が正しい道を歩んでいると確信している。この不確実な時期を乗り越えれば、いい方向に歩めるだろう。私に対する彼らの姿勢はさておき、彼らはチームを支えてくれるはず。それこそが大事。もちろん、人々が楽観的でいてくれたほうが望ましいのは言うまでもない」
「我々が試合に勝ち始めれば、チームを取り巻く雰囲気も変わることだろう」



