- 去就に注目集まるウィサ
- ニューカッスル移籍を熱望
- ブレントフォードを非難
Getty Images Sport「文書でも約束したのに、不当に移籍を邪魔している」退団強行へ…ブレントフォードFWが声明
今夏の移籍市場で注目を集めているヨアヌ・ウィサ。ニューカッスルが獲得を狙っていると伝えられる中、今夏のプレシーズンやシーズン開始後のチーム合流を拒否し、自身のSNSからブレントフォード関連の投稿をすべて削除したことが話題となっていた。
そして移籍市場閉幕を目前にして、ブレントフォードを非難する声明を発表している。
Gettyニューカッスルでは、リヴァプール移籍を熱望するFWアレクサンデル・イサクがチーム合流を拒否しており、代役が必要になっていた。そして先日、シュトゥットガルトからドイツ代表FWニック・ヴォルテマーデ獲得している。
しかし現地メディアの報道では、イサクの移籍が決まった場合、ウィサの獲得も可能であるとみられている。
ウィサは自身の『インスタグラム』で、以下のように発表した。
「ここ数週間、ブレントフォードにおける僕の将来について憶測が飛び交っている。だからこそ、現状について率直に話したかった」
「夏の間は沈黙を守ってきたが、移籍市場終了まであと数時間となった今、ブレントフォードを去りたいという意思を明確に伝える必要を感じている。クラブは夏を通じて提示された一連の公正なオファーにもかかわらず、不当に移籍を邪魔していると確信している」
「2021年に契約したその日から、僕はブレントフォードのために常に100%の力を注いできた。共に築き上げた成果を誇っているし、このクラブでプレーする機会を当然のこととは思っていない。サポーターのみんなは、僕の心の特別な場所を永遠に占めるだろう。そして僕は、ピッチ内外で常にプロフェッショナルな姿勢を貫いてきた。このユニフォームで149試合を戦い、49ゴールを祝えたことは光栄だ」
「今夏の早い段階で、クラブ上層部(主要な取締役や新ヘッドコーチを含む)と率直な話し合いを行った。『新たな挑戦を模索したい』という意思を明確に伝えた。この話し合いの中で、『妥当なオファーがあれば移籍を妨げない』ことを確認した。これは文書でも明記されている」
「この合意に基づいて、僕は新天地を探す過程でブレントフォードに対して常に透明性を保ちながら情報を共有した。別のプレミアリーグクラブから正式なオファーを受け、移籍を希望する意向を伝えた。ブレントフォードとの全ての対話から、双方の合意のもとで別れるという共通認識があったと理解していた。しかし移籍期間終了間際となり、クラブはこれまで伝えてきた内容に反し、立場を大きく変えたんだ。これにより、僕は困難な立場に置かれている。今夏に移籍できるという約束は果たされなかった。これを書かなければならないのは悲しいが、クラブとサポーターへの敬意は変わっていない」
「僕はプロとして不適切な行動を取ったわけでも、ブレントフォードを不和のうちに去りたいわけでもないと、明確に伝えたい。一貫して自身の立場を明白にしてきたんだ。クラブとは率直な対話を続け、選手として、また人間としての価値観に則った行動を取ってきた。移籍市場が閉じる前に、公正かつ合理的な解決策が見出せることを今も望んでいる」
「自身のキャリアと家族にとって正しいと信じる行動を取らなければならない。ブレントフォードが移籍を認め、適正価格で放出するという約束を守るように強く訴えたい。この困難な状況において、ファンが見せてくれたサポートと理解に感謝したい。みんなのエネルギーと僕への信頼は、常に大きな意味を持っている。これは素晴らしいクラブから逃げ出すというわけではない。新しいチャプターに進むための移籍を約束した以上、祝福のもと前進することを許されるべきだという問題だ」
「今夏以降も残留を強要されることは、この素晴らしいクラブでの4年間を汚すだけだ。だからこそ、ブレントフォードのオーナーと取締役陣には、移籍期間終了間際に移籍を認めるという約束を今こそ果たすよう求める」
Getty Imagesなお、ブレントフォードの要求額は6000万ポンドと伝えられており。これはニューカッスルが提示した金額を大幅に上回っているとのこと。移籍市場は9月1日に閉幕するが、移籍は実現するのだろうか。



