アル・アハリがレアルのヴィニシウス獲得に世界記録となる獲得オファーを準備か「夏に大胆な動きを検討」

スポーツ解説者のベン・ジェイコブズ氏によると、サウジ・プロフェッショナルリーグ（SPL）のアル・アハリが今夏、レアル・マドリーのヴィニシウス・ジュニオールに3億5000万ユーロ（約570億円）の支払いを準備していると伝えた。イヴァン・トニー、ロベルト・フィルミーノ、リヤド・マフレズら攻撃陣を擁するジッダのクラブは、「もう一人のエリート選手」を獲得する余地があると考えているようだ。

ジェイコブズ氏は『GIVEMESPORT』のインタビューで現状を説明した。

「答えは簡単だ。彼は明確なターゲットということだ。第一にヴィニシウスには10億ユーロの解除条項があるが、サウジアラビアの人々はそれを行使するつもりがない。よって、1月の移籍は不可能だろう。ただ、トニー、フィルミーノ、マフレズなど素晴らしい選手がいるが、もう一人のエリート選手が入る余地があると考えている。アル・アハリを念頭に選手側と既に協議が行われており、サウジのチームは夏に大胆な動きを検討している」

「2025年の実現は非常に困難だが、パリ・サンジェルマン（PSG）時代にキリアン・エンバペへ出した世界記録となるオファーのように、10億ユーロ（約1628億円）の解除金ではなく3億5000万ユーロを支払う準備をしている。レアル・マドリーに『ちょっと待て。それは断るにはあまりにも良いオファーではないか？』と思わせる金額だ。選手からの同意はまだないが、動向に注目だ。アル・アハリ、ヴィニシウス、2025年夏、3億5000万ユーロだ」

2017年にネイマールがバルセロナからPSG移籍した際に発生した2億ポンド（約385億円）が現在の世界最高額となる。2023年にアル・ヒラルがPSG時代のエンバペに2億5900万ポンド（約498億円）を提示したが、アル・アハリはヴィニシウス獲得にさらなる資金力を示す構えだ。ただし、24歳の選手が2025年に中東移籍する可能性は低い。

移籍の噂は別として、ヴィニシウスのレアル・マドリーは水曜日にチャンピオンズリーグでザルツブルクと対戦。５-1で勝利し、ヴィニシウスは2得点の活躍を見せている。