FIFAワールドカップ2026のグループステージで日本代表は日本時間6月20日にグループF第2節でチュニジア代表と対戦する。アフリカの強豪には、注目の若手ハンニバル・メイブリをはじめ、ガンバ大阪でプレーするイッサム・ジェバリらを擁している。
本記事では、チュニジア代表の有名選手や注目選手を紹介する。
Getty Images
アディダス
サッカー日本代表2025 最新ユニフォームが発表!
アディダス公式オンラインストアで11/6(木)18時から販売開始
サッカー日本代表最新ユニフォーム
2026年W杯着用モデルが登場
公式ストアでチェックFIFAワールドカップ2026のグループステージで日本代表は日本時間6月20日にグループF第2節でチュニジア代表と対戦する。アフリカの強豪には、注目の若手ハンニバル・メイブリをはじめ、ガンバ大阪でプレーするイッサム・ジェバリらを擁している。
本記事では、チュニジア代表の有名選手や注目選手を紹介する。
Getty Imagesチュニジア代表の一番の注目選手はハンニバル。名門マンチェスター・ユナイテッドのユース出身の同選手は、若くしてデビューして注目を集めた。昨季からバーンリーでプレー、主力として昨季のプレミアリーグ昇格に貢献した。
ハンニバルは22歳ながらすでに39キャップを誇り、前回ワールドカップには19歳で出場。この3年間で主力に定着して今大会の出場権獲得の立役者となった。チームの10番を背負って主にトップ下でプレーする同選手は、長短のパスを操って攻撃を組み立て、また要所でチャンスメイクに徹するなどチームにとって不可欠な存在だ。
Getty Images日本で最もおなじみのチュニジア代表選手はジェバリ。母国のクラブでデビューし、その後主に北欧でプレーした同選手は、2023年冬にガンバ大阪に加入した。ここまで3季にわたって在籍し、2025季には公式戦9得点をマークした。
26歳でのチュニジア代表デビューと遅咲きではあるものの、前回ワールドカップではチームの主力センターフォワードとして全3試合でプレー。近年代表からは遠ざかっていたが、11月に久々の代表復帰を果たした。3年間ガンバ大阪で過ごしたことから日本のフットボールを熟知する同選手が今大会のメンバーに入れば、日本代表にとっての厄介な存在になるかもしれない。
Getty Imagesチュニジア代表の中盤を支えるのがベテランのスキリ。フランス出身の同選手はモンペリエでデビューするとその後ドイツに渡り、2季前からフランクフルトでプレー。昨季のブンデスリーガ大躍進を支え、今季からは堂安律とともにプレーしている。
チュニジア代表で74キャップを誇り、2年前の日本代表戦ではキャプテンマークを巻いた同選手は、ピッチの中央で精力的なプレーを見せる文字通りチームの心臓だ。デュエルの強さや危険を察知する能力が高く、DFラインのシールドとして相手の攻撃陣をシャットアウトする役割を担っている。また、過去2度のワールドカップ全試合にフル出場し、今季はCLでもプレーしており、大舞台での経験も豊富だ。
Getty Imagesチュニジア代表の注目の若手がガルビ。世界的ビッグクラブのパリ・サンジェルマンの下部組織出身の同選手は、ブラガを経て、今季からブンデスリーガのアウグスブルクでプレー。しかし、新天地ではなかなか出番を得られず、我慢の時間が続いている。
ガルビは出生地のフランスや国籍を有するスペインのユースチームでプレーしたが、チュニジア代表を選択し、2025年4月にデビューを飾ったばかり。それでも、左ウィングを主戦場とする同選手は、早々からインパクトを残している。持ち前のテクニックを活かしたドリブルやクロスからのチャンスメイクを得意としており、日本代表の右サイドバックにとって警戒すべき存在だ。
Getty Imagesチュニジア代表の新鋭トゥネクティ。ノルウェー出身の同選手は、同国の強豪ボデ/グリムトなどでプレーした後、今季からスコットランドの名門セルティックに加入。前指揮官曰く前田大然退団を見越して獲得されたトゥネクティは、左ウィングの定位置を確保し、現在前田らとともにチームの攻撃陣を形成している。
チュニジア代表としては2021年にデビューしたものの、約4年間にわたって招集されず。それでも、2025年に入ってからコンスタントにメンバー入りしており、ワールドカップ出場のチャンスは大いにある。高い技術を発揮した左サイドでの1対1を得意としており、攻撃陣の切り札として日本代表戦のピッチに立つ可能性がある。
Getty Images長年チュニジア代表の守備陣を支えているメリアー。ギリシャやトルコ、アラブ首長国連邦などを渡り歩き、3季前から母国の強豪エスペランスに加入。チームキャプテンを務めており、今夏のFIFAワールドカップの舞台にも立った。
2015年のデビューから10年間にわたってチュニジア代表でプレーし、2度のワールドカップを経験したメリアーは、歴代9位となる93キャップを記録。守備陣の要として、またチームの精神的支柱として、ベテランDFの存在はチームにとって不可欠。また、今夏にアメリカで3試合をプレーした経験も来夏の今大会でプラスに働くことが期待される。
Getty Imagesチュニジア代表を主将として牽引するのがサッシ。キャリア序盤にはフランスでもプレーした同選手は、その後主に中東でプレーし、2023年からはアル・ガラファに在籍。今季カタールでか進撃を続けるチームの主力として安定感のあるパフォーマンスを続けている。
2013年にチュニジア代表デビューを飾って以降、10年以上にわたってチームを支えてきたサッシ。過去2度のワールドカップを経験しており、積み重ねたキャップ数は同国歴代3位となる97試合に上る。守備的中盤としてボール奪取などで相手のプレーを断つことを得意とし、さらにボールキープが上手く、攻撃の組み立てにも貢献できる選手だ。
Getty Imagesチュニジア代表を指揮するのはトラベルスィー。アシスタントを経て2011年から2年間にわたって同国代表を率いたのに続き、2025年2月に2度目の指揮官就任となった。就任後の14試合でわずかに2敗を喫したのみで、ワールドカップアフリカ予選でも安定した結果を残し、3大会連続の本戦出場に導いた。
トラベルスィーの下でチュニジアは4バックを基本としており、統率の取れた守備を基本にプレーする。また、後方から攻撃を組み立てるなど、個の能力に頼るというよりも、チームワークを重視したチーム作りを進めている。11月にはブラジル代表をわずか1点に抑えており、堅固な守備には定評がある。ワールドカップでは日本代表攻撃陣を苦しめることが予想される。
Getty Images■基本情報
W杯出場:7回目(2大会連続)
最高成績:グループステージ
FIFAランク:40位
6戦1勝5敗 3得点8失点
| 試合日時 | 大会名 | 結果 |
|---|---|---|
| 1996/10/13 | 国際親善試合 | ● 0-1 |
| 2002/6/14 | ワールドカップ | ● 0-2 |
| 2003/10/8 | 国際親善試合 | ● 0-1 |
| 2015/3/27 | キリンチャレンジカップ | ● 0-2 |
| 2022/6/14 | キリンカップ | ○ 3-0 |
| 2023/10/17 | キリンチャレンジカップ | ● 0-2 |
Getty Images
GOAL