FIFAワールドカップ2026に出場する48カ国のうち42カ国が決定。日本時間12月6日にはグループステージの組み合わせ抽選会が予定されており、ポット分けを決める重要な要素になる最新のFIFAランキングが先日発表された。FIFAから正式にポット分けに関する情報は現時点で発表されていないものの、日本代表はポット2に入ることが有力視されている。
本記事では、日本代表がFIFAワールドカップ2026グループステージで対戦する可能性のある相手国を予想する。
Getty ImagesFIFAワールドカップ2026に出場する48カ国のうち42カ国が決定。日本時間12月6日にはグループステージの組み合わせ抽選会が予定されており、ポット分けを決める重要な要素になる最新のFIFAランキングが先日発表された。FIFAから正式にポット分けに関する情報は現時点で発表されていないものの、日本代表はポット2に入ることが有力視されている。
本記事では、日本代表がFIFAワールドカップ2026グループステージで対戦する可能性のある相手国を予想する。
Getty ImagesFIFAワールドカップ2026のグループステージの組み合わせを決める抽選会は、現地時間2025年12月5日(金)にアメリカの首都ワシントンDCにあるジョン・F・ケネディ・センターで開催。抽選会は現地時間午前12時(正午)、日本時間6日(土)午前2時に開始される予定だ。
Getty Images史上最多となる48カ国が出場するFIFAワールドカップ2026では、4カ国ずつの12グループでグループステージが行われる。グループの組み合わせを決定する今回の抽選会では、11月のインターナショナルブレイク明けに発表されるFIFAランキングに基づいてポット分けが決定する。ポット1からポット4まで各ポットに12カ国が入り、グループAからグループLに分けられる。
FIFAランキングに基づくポット分けは以下の通り。
Getty ImagesFIFAワールドカップ2026のポット分け予想は以下の通り(カッコ内は最新のFIFAランキング)。
| ポット1 | ポット2 |
|---|---|
| カナダ(27) | クロアチア(10) |
| メキシコ(15) | モロッコ(11) |
| アメリカ(14) | コロンビア(13) |
| スペイン(1) | ウルグアイ(16) |
| アルゼンチン(2) | スイス(17) |
| フランス(3) | 日本(18) |
| イングランド(4) | セネガル(19) |
| ブラジル(5) | イラン(20) |
| ポルトガル(6) | 韓国(22) |
| オランダ(7) | エクアドル(23) |
| ベルギー(8) | オーストリア(24) |
| ドイツ(9) | オーストラリア(26) |
| ポット3 | ポット4 |
|---|---|
| ノルウェー(29) | ヨルダン(66) |
| パナマ(30) | カーボベルデ(68) |
| エジプト(34) | ガーナ(72) |
| アルジェリア(35) | キュラソー(82) |
| スコットランド(36) | ハイチ(84) |
| パラグアイ(39) | ニュージーランド(86) |
| チュニジア(40) | 欧州PO勝者(仮イタリア:12) |
| コートジボワール(41) | 欧州PO勝者(仮デンマーク:21) |
| ウズベキスタン(50) | 欧州PO勝者(仮トルコ:25) |
| カタール(51) | 欧州PO勝者(仮ウクライナ:28) |
| サウジアラビア(60) | 大陸間PO勝者(仮コンゴ民主共和国:56) |
| 南アフリカ(61) | 大陸間PO勝者(仮イラク:58) |
※『NBC Sports』や『Sports Illustrated』などによるポット分け予想を参照。
※プレーオフ勝者はランキング最上位の国を表記。
Getty ImagesFIFAワールドカップグループステージの組み合わせ抽選会の規則上、同一ポットに入る国同士は対戦しない。また、同一所属連盟同士の対戦も認められていない(例:日本代表と韓国代表などのアジア勢がグループステージで対戦することはできない)。
そのため、ポット2の日本代表は、過去大会で3度対戦したクロアチア代表や前回大会4位のモロッコ代表、南米の強豪コロンビア代表やウルグアイ代表などとは対戦しない。また、アジア連盟に所属するポット3のウズベキスタン代表やカタール代表などとも対戦しない。
その一方で、ポット1の入った12カ国とすべての国と対戦する可能性があり、ポット3ではハーランド擁するノルウェー代表やアフリカの強豪エジプト代表やアフリカ王者コートジボワール代表、古豪スコットランド代表と対戦する可能性がある。また、ポット4ではヨルダン代表やイラク代表(大陸間プレーオフを勝ち上がった場合)を除く10カ国と対戦する可能性があり、欧州予選プレーオフの勝者になり得るイタリア代表やデンマーク代表、トルコ代表といった欧州の強豪と同組になり得る。
| 国名 | 所属連盟 | FIFAランキング | vs日本戦績 |
|---|---|---|---|
| ポット1 | |||
| カナダ | CONCACAF | 27 | 3勝0分1敗 |
| メキシコ | CONCACAF | 15 | 1勝1分4敗 |
| アメリカ | CONCACAF | 14 | 2勝0分2敗 |
| スペイン | UEFA | 1 | 1勝0分1敗 |
| アルゼンチン | CONMEBOL | 2 | 1勝0分7敗 |
| フランス | CONCACAF | 3 | 1勝1分4敗 |
| イングランド | UEFA | 4 | 0勝1分2敗 |
| ブラジル | CONMEBOL | 5 | 1勝2分11敗 |
| ポルトガル | UEFA | 6 | 0勝0分0敗 |
| オランダ | UEFA | 7 | 0勝1分2敗 |
| ベルギー | UEFA | 8 | 2勝2分2敗 |
| ドイツ | UEFA | 9 | 2勝1分1敗 |
| ポット3 | |||
| ノルウェー | UEFA | 29 | 0勝0分1敗 |
| パナマ | CONCACAF | 30 | 2勝0分0敗 |
| エジプト | CAF | 34 | 2勝0分0敗 |
| アルジェリア | CAF | 35 | 0勝0分0敗 |
| スコットランド | UEFA | 36 | 1勝2分0敗 |
| パラグアイ | CONMEBOL | 39 | 5勝5分2敗 |
| チュニジア | CAF | 40 | 5勝0分1敗 |
| コートジボワール | CAF | 41 | 3勝0分2敗 |
| 南アフリカ | CAF | 61 | 1勝0分1敗 |
| ポット4 | |||
| カーボベルデ | CAF | 68 | 0勝0分0敗 |
| ガーナ | CAF | 72 | 6勝0分3敗 |
| キュラソー | CONCACAF | 82 | 0勝0分0敗 |
| ハイチ | CONCACAF | 84 | 0勝1分0敗 |
| ニュージーランド | OFC | 86 | 3勝0分1敗 |
| 欧州PO勝者 | UEFA | - | - |
| 欧州PO勝者 | UEFA | - | - |
| 欧州PO勝者 | UEFA | - | - |
| 欧州PO勝者 | UEFA | - | - |
| 大陸間PO勝者 | - | - | - |
| 大陸間PO勝者 | - | - | - |
Getty Imagesワールドカップのグループステージでしばしば見られる各大陸の強豪が集うグループ、"死の組"。前回大会では日本代表が"死の組"に入り、ポット1のスペイン代表、ポット2のドイツ代表、ポット4の大陸間プレーオフを制したコスタリカ代表と対戦した。
ただし、今大会は出場国数が従来の32カ国から48カ国に増加したことにより、“死の組”ができる可能性は低くなったとの見方が強い。それでも、強豪と対戦する可能性もあり、日本代表にとって最悪のシナリオを予想する。
ポット1では、前回大会王者でFIFAランキング2位のアルゼンチン代表が最も対戦したくない相手だ。これまでに8度対戦して1勝7敗と大きく負け越しており、初出場した1998年大会でも0-1で敗れた。
ポット3では、やはりノルウェー代表との対戦は避けたい。世界的ストライカーのハーランドや司令塔ウーデゴール擁するチームはポット3のFIFAランキング最高位で、これまでに1度対戦して敗れている。
ポット4では、欧州プレーオフ勝者の4カ国いずれと対戦しても難しい戦いになることは間違いない。中でも、イタリア代表はFIFAランキング12位で、通算成績1分け1敗と勝利したことのない相手だ。
可能性のある最悪のグループは以下の通り。
一方で、各ポットのランキング下位の相手、ポット1のカナダ代表、ポット3の南アフリカ代表、ポット4のニュージーランド代表との対戦になれば、ラウンド32進出に近づくことが予想される。
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