国際サッカー連盟(FIFA)が年に複数回、主にインターナショナルブレイク明けに発表する世界各国の代表チームの格付けを示すFIFAランキング。2018年ワールドカップ以降、グループステージの組み合わせを決めるポット分けに直接的な影響を与えている。
本記事では、FIFAランキングの仕組みや上位に入った場合の優遇措置などを解説する。
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公式ストアでチェック国際サッカー連盟(FIFA)が年に複数回、主にインターナショナルブレイク明けに発表する世界各国の代表チームの格付けを示すFIFAランキング。2018年ワールドカップ以降、グループステージの組み合わせを決めるポット分けに直接的な影響を与えている。
本記事では、FIFAランキングの仕組みや上位に入った場合の優遇措置などを解説する。
Getty ImagesFIFAランキングは、1992年に導入され、現在加盟する211カ国・地域の各国代表チームの順位付け制度。FIFAが公認する試合の結果などに基づいてポイントが与えられ、同ポイントの高い代表チームが上位に名を連ねるランキングだ。
当初から順位付けにはさまざまな批判が巻き起こる中、FIFAは2018年にランキング計算方式を刷新。新方式「SUM」は、試合ごとに獲得・喪失したポイントを前回の総ポイントに加減する仕組みを採用する。加減されるポイントは対戦相手の強さに左右され、ランキング上位国が下位国より良い結果を出すべきという期待値も考慮して計算される。
Getty ImagesFIFAが2018年8月に導入した新方式「SUM」は、チェスなどで使用されるElo モデルを用いて算出。この方法では、試合ごとにポイントを既存のポイント総計に加算または減算する。加減されるポイントは、以下の要素によって部分的に決定される。
FIFAランキングは試合後に以下の公式に基づいて加減される。
P = Pbefore + I (W − We)
Pbeforeは試合前のチームのポイントを表す。Iは試合の重要度を表し、国際親善試合なら5、ワールドカップ予選なら25、ワールドカップ本戦準々決勝までなら50、準決勝以降なら60となる。Wは試合結果を表し、勝利で1(PK勝利なら0.75)、引き分けで0.5、敗戦で0となる。Weは試合結果の期待値を表し、両チームの試合前ポイント差を基に算出される。
例えば、日本代表が国際親善試合でランキング上位のブラジルに勝利すれば、ランキング下位のガーナに勝利した場合よりもより多くのポイントを獲得できる。また、ワールドカップ予選や各大陸選手権(AFCアジアカップなど)などの公式戦で勝利した場合でも、国際親善試合に勝利した場合よりも高いポイントとが付与される。
Getty Images1992年に導入されたFIFAランキングで首位に立ったのは8カ国のみ。2025年10月に発表されたFIFAランキングでは、9月に11年ぶりに首位に返り咲いたスペインが首位を堅持している。
| 順位 | 国 | 首位在位日数 |
|---|---|---|
| 1位 | ブラジル | 5070日 |
| 2位 | スペイン | 2018日(継続中) |
| 3位 | アルゼンチン | 1666日 |
| 4位 | ベルギー | 1442日 |
| 5位 | ドイツ | 1148日 |
| 6位 | フランス | 483日 |
| 7位 | イタリア | 188日 |
| 8位 | オランダ | 28日 |
Getty ImagesFIFAランキングが導入された当初、日本の順位は66位。1998年には9位に浮上しており、これが歴代最高位だ。なお、10月に発表されたFIFAランキングでは19位に位置している。
| 年 | 最終順位 | 最高順位 | 最低順位 |
|---|---|---|---|
| 2025 | 19 | 15 | 19 |
| 2024 | 15 | 15 | 18 |
| 2023 | 17 | 17 | 20 |
| 2022 | 20 | 20 | 24 |
| 2021 | 26 | 24 | 28 |
| 2020 | 27 | 27 | 28 |
| 2019 | 28 | 26 | 33 |
| 2018 | 50 | 41 | 61 |
| 2017 | 57 | 40 | 57 |
| 2016 | 45 | 45 | 58 |
| 2015 | 53 | 50 | 58 |
| 2014 | 54 | 44 | 54 |
| 2013 | 47 | 21 | 48 |
| 2012 | 22 | 19 | 33 |
| 2011 | 19 | 13 | 29 |
| 2010 | 29 | 29 | 46 |
| 2009 | 43 | 31 | 43 |
| 2008 | 35 | 32 | 38 |
| 2007 | 34 | 30 | 46 |
| 2006 | 47 | 15 | 49 |
| 2005 | 15 | 13 | 19 |
| 2004 | 17 | 17 | 29 |
| 2003 | 29 | 22 | 29 |
| 2002 | 22 | 22 | 38 |
| 2001 | 34 | 26 | 44 |
| 2000 | 38 | 34 | 62 |
| 1999 | 57 | 33 | 57 |
| 1998 | 20 | 9 | 30 |
| 1997 | 14 | 14 | 20 |
| 1996 | 21 | 20 | 30 |
| 1995 | 31 | 31 | 41 |
| 1994 | 36 | 36 | 54 |
| 1993 | 43 | 43 | 44 |
| 1992 | 66 | 66 | 66 |
Getty ImagesFIFAランキングは、各国代表チームを比較する上で信頼される指標として使用されてきた。
FIFAワールドカップにおいては、2010大会からグループステージの組み合わせ抽選会で開催国とともにシード(ポット)に入る7カ国を決める際、FIFAランキングに基づいて決定された。また、2018年大会からは、純粋にFIFAランキングのみに基づいてポット分けされている(プレーオフ勝者を除く)。
仮にFIFAランキング上位に入った場合、グループステージで他の上位国との対戦を避けられ、グループステージ突破の難易度が下がることが一番のメリットだ。例えば、FIFAランキング上位9位以内に入り、ワールドカップ2026を開催する3カ国(カナダ、メキシコ、アメリカ)とともにポット1に入った場合、グループステージで他の上位国との対戦はなく、同ランキング上格下の相手とグループステージ突破を懸けて対戦することになる。
Getty Images最新FIFAランキングは以下のページで確認できる。