Jurgen Klopp Borussia Dortmund 2014Getty Images

クロップがドルトムント時代に獲得したかった“現・世界的スター”とは?「初めてみた時に…」

2008年から2015年までドルトムントを指揮し、ブンデスリーガ連覇やDFBポカール優勝など大きな成功をもたらしたユルゲン・クロップ氏。現セレッソ大阪MF香川真司を指導したことや後にリヴァプールでも大成功を収めたことで、日本でも非常に人気の高い指揮官として知られている。

そんなクロップ氏が指揮していた2013-14シーズン、ドルトムントは夏の移籍市場でヘンリク・ムヒタリアン(シャフタール・ドネツク)やピエール=エメリク・オーバメヤン(サンテティエンヌ)ら後のスーパースターの獲得に成功した。

しかし、このリストには現在の世界的スーパースターが加わっていた可能性があったようだ。

  • Mohamed Salah Basel Jürgen Klopp BVBGoal/Getty

    「試合前は彼を知らなかったよ。でも、彼を見て『なんてこった!』と思ったんだ」

    クロップ氏は、2013年夏のバーゼルとの親善試合をこう振り返っている。スイスの強豪クラブは1-3で敗れたものの、この試合で最も輝いたのは、FWモハメド・サラーだった。

    同氏は「『彼を獲得しよう』と話したときには、すでにチェルシーと契約していたんだ」と回想。しかしチェルシーでは、初年度で19試合に留まるなど苦戦。スタンフォード・ブリッジでのプレーについて「時期尚早だったと思うよ」とコメントしている。

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  • Mohamed Salah Chelsea Premier LeagueGetty Images

    チェルシーで苦しんだサラーだが、フィオレンティーナとローマへの2度のレンタルで大活躍。ローマでは公式戦83試合で56ゴールを記録している。その活躍が世界的に注目を集めると、2017年にクロップ氏が率いるリヴァプールに記録的な金額で加入。同氏の下、プレミアリーグとチャンピオンズリーグ制覇を達成した。現在までに公式戦414試合に出場、249ゴール116アシストを記録し、リヴァプールを代表する選手にまで成長している。

    なお、サラーが所属していた当時のチェルシーを率いていたジョゼ・モウリーニョ監督は、『beIN SPORTS』で「彼はロンドンで迷子になった子どものようだった。我々は彼と一緒に働いてより良くしていこうと考えていたが、彼はすぐにプレーしたいと考えていた。だが、我々はその出場機会を与えることはできなかったんだ」と振り返っている。

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