ファン・ダイクはリヴァプールでの活躍により広く称賛されている。彼のプレミアリーグでの旅は2015年のサウサンプトン加入から始まり、デビューシーズンの素晴らしいパフォーマンスですぐに注目を集めた。2018年1月にはユルゲン・クロップ監督の下で大きな転換期を迎えていたリヴァプールに大型移籍。加入後すぐにチャンピオンズリーグ決勝進出を果たしたが、その時はレアル・マドリーに1-3で敗れた。
ただ、翌シーズンにファン・ダイクはチームの中心的な役割を果たし、チャンピオンズリーグ制覇に貢献。プレミアリーグではマンチェスター・シティに次ぐ2位となった。2019年にはバロンドール2位、UEFAの年間最優秀選手に選ばれ、世界最高のディフェンダーの一人としての地位を確立するに至った。2019-20シーズンはヨーロッパで残念な結果に終わったものの、リヴァプールは初のプレミアリーグタイトルを獲得。ファン・ダイクはリーグ戦全試合でプレーした。
ファン・ダイクの功績とリヴァプールへの多大な影響は否定できないが、スタム氏はプレミアリーグ史上、より上位に位置づけられるDFがいると考え、リーグ史上最高のDFをめぐる議論により広い視点を提供している。